冒険者ギルドにて
宜しくお願いします
「さてと、王様、私は一人で旅に出ますが、魔神は倒しますよ。」
「む、そうか、だが本当に一人でいいのか?」
「ええ、構いませんよ。一人の方が気楽ですから。」
こうして私は王宮を離れた。
まず私が探したのは"冒険者ギルド"此処に行けばこの世界についていろいろわかると思った。
そしてしばらく歩いていると明らかにそれっぽい建物があった。
入るか…
建物の中は活気に溢れていた、酒を飲む男達、クエストの受付をする人。
さてと、
「すまないが、冒険者登録をしたいのだが。」
「ハイ、了解しました。それではこの紙に名前を
書いてください。」
名前は、ユイ・キサラギっと、これでいいのかな。
それにしてもいきなり無双なんてやったらヤバいだろうな。
そして受付嬢が戻ってきて、手には銀色のカードを持っていた。
「これがキサラギ様のギルドカードになります、
最後に血を一滴カードの上に垂らしてください。」
血を一滴垂らすと銀色のカードが、光った。
「うおっ!」
ビックリした。
「これで冒険者登録は、完了しました。」
そして受付から離れようとするとガラの悪い大男が私を見ていた。
(なんだ?ホモか?)
「おい、お前、新人の冒険者は、先輩冒険者に
挨拶するもんだせぇ。」
ニヤニヤしながらこっちに近づいてきた。
「すいません、私の中にはおっさんに話しかける
常識がないもので。」
私がこう返すと男は、顔をピクピクしていて
顔が赤い。
「てめぇ、いいぜ常識を叩き込んでやる。」
(さて、ここでこいつをぶっ飛ばすと目立っちゃうな。
それは避けたい。)
「すいませんでした、それでは。」
「あ、こら待て!」
男は、後ろから殴ってきたが横に飛んでかわして、
そのままギルドから出ていった。
(また絡まれたらやだなぁ)
いかがでしたか?