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くだらねー魔物の手中のくだらねー村

前回にまして拙作ですが…

ま、入ってみるか…

と言いながら村に入る龍二

「誰もいねーのかぁー?」

そう村で叫ぶが反応はない

「人が居ない訳じゃねー見てーだが…

「俺は旅人で、この村で骨休めがしてーんだ」

さらにそう叫ぶと村の中で最も大きな家から若い男が出て来て

「ほ、当に旅人か?魔物じゃねーのか?」

そんなことをいいながら龍二の姿を見ると

「ほ、本当に村人だ!

おいお前ら!魔物じゃねえ!旅人さんが来てくれたぞ!」

そう男が叫ぶと先程まで明かりもついていなかった民家から村人が飛び出してきて、龍二を取り囲む

「こ、この村を救ってくれ!」

「魔物せいで俺たちはいきたここちがしねえ!

頼む旅人さん、魔物を討伐してくれ!」

等と口々に叫ぶ

「あーん?

状況がよくわかんねぇ

一から説明してくれ」

それに対して龍二は若干戸惑いながら村人に説明を求める

最初に大きな家から出てきた若い男が

「今この村は周辺に住み着いた[オークキング]と[オーク]に教われているのです

貴方に[オークキング]と[オーク]を討伐して欲しいのです」

苦悶の表情で助けを乞うと

龍二は顎に手を当てて

「そいつらの数とそいつらを倒したときの報酬は?」

レベル上げにくだらねー魔物討伐もいいか、と思い概要を聞く

「報酬についてはこの村に代々伝わる古文書と金貨10枚ほどで

もしお受けくださるなら

この村から東に半日行ったところに[ローエンス]と言う名の大きな町があります

その町の冒険者ギルドに[グリアス村周辺のオークキング、オーク討伐]と言う依頼があるのでそれを受けて、オーク共を討伐し、この村に立ち寄って頂き、[ローエンス]のギルドに達成報告をしてくだされば報酬が手に入ります」

首をかしげながら

「古文書?そりゃなんだ?」

無知を晒す龍二

「古文書、とは魔術の素質がある人間が読むと新たな呪文を覚える特殊な書です」

淡々と説明をする村人

「ほう…中々便利そうだな…

良いだろうその魔物退治やってやるよ」

「ありがとうございます!

ただ、もしも既にギルドでこの依頼を受けた方がいらっしゃったらその方と早い者勝ち、となりますので注意してください」

満面の笑みで話す村人

「ふーん…

ならとっととその町に行くか…

俺がオーク共の首持って此処に立ち寄るから古文書、大切に保管してろよ」

自信満々で話す龍二

「はい!古文書片手に待っていますのでどうぞお早いオーク討伐を…」

救われた、と安心して話す村人

「おう

さて、と出発する前に、この村には武器屋はねえか?」

流石にもう素手はな…と思い聞く龍二

「残念ながら武器屋は有りませんが…

旅人様は何が欲しいのですか?」

数種類なら用意できる、と思い聞く村人

「杖、だな」

「ふむ、ならば私が依然旅をしていた頃に使っていたこの杖は、どうでしょうか?」

奥から持ってきた杖を掲げながら話す老人

それをしげしげと見て

「結構良さそうだ、こいつをもらおう、代金は?」

頭が2つの魔物を倒した時の銅貨6枚で足りるか?

等と考えつつ聞く龍二

「旅人様がきっとこの村を救ってくれる、と信じて、無料で差し上げます」

内心持ち逃げされたらどうしよう…と思いながら話す老人と

その内心を見透かし釘を打つ龍二

「ほう、まあ安心ろしろ持ち逃げなんざしねーで

依頼を果たしてやるからよぉ」

そ、そのようなことは思っていませんが、ありがとうございま

さて、んじゃ俺は出立すんぜー

「はい!行ってらっしゃいませ!」

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