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階段から転落して思い出しました!89歳まで生きた私、今度の人生は異世界で半島領の次女です  作者:


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ロットさんとタルトさん絶望の“娯楽ラッシュ”

「――というわけで、本日はお集まりいただきありがとうございます!」


メイヤが胸を張ると、ロットさん、タルトさん、そして学術員さん数名がずらりと並んだ。


「本日の議題は、領民の“休み対策”です!」


学術員A「……休み対策?」


ロット「休むのにも対策が必要なのか……?」


タルト「ワシらの領地、どこへ向かっておるんじゃ……?」


メイヤは気にせず、黒板に「学校兼・託児所設立!!」と大書きした。


◆ 学校兼・託児所の説明


「まず!休みの日に子どもを預けられない問題を解決するために――」


メイヤは黒板を指さす。


「領地に、 学校兼託児所 を作ります!」


学術員B「学校……ですか?」


「はい!学術員さんには、読み書き計算を中心に、得意分野の基礎を教えてほしいんです!」


学術員たちは顔を見合わせ――


学術員C「読み書き計算……私でも教えられる……!」


学術員D「得意分野……薬草の基礎とかでもいいのか……?」


と次々に表情が明るくなっていく。


ロット(※心の声)

あれ?ワシらにはどんな重荷が来るんじゃ……これ……?


◆ 教材は版画で量産


「教材は、私が使ってたものを版画で量産します!」


ロット「……わ、ワシの……版画……?」


メイヤ「そう、ロットさんの版画技術!あれは領地の宝よ!」


ロット(ガーン!!心の声:版画……あれをまた量産するのか……ワシはもう逃げられんのか……?)


◆ 低学年には補助員つきでお遊び!


「低学年には補助員さんをつけて、遊びも取り入れます!」


学術員A「遊び……?」


「教育は楽しく!です!!」


ロット&タルト

『……嫌な予感しかしない』


◆ そして本丸:娯楽ラッシュ


「では、ロットさん!タルトさん!こちらを!」


メイヤは勢いよく 分厚い書類束 を二人に渡した。


ロット「…………(重い)」

タルト「…………(嫌な汗)」


「それは!今後領地に作る娯楽の完成イメージとルールです!!」


メイヤは元気いっぱいに宣言した。


「はい、内容はこちら!」

•ゴルフ

•ビリヤード

•ボウリング

•ゲートボール

•将棋

•オセロ(リバーシ)

•トランプ

•ピンボール

•積み木

•ジグソーパズル

•輪投げ

•滑り台

•ブランコ


ロット「…………(白目)」

タルト「量……量じゃ……!!」


書類をめくるたびに膨れ上がる絶望感。


「これ全部、領民の休みが楽しくなるための設備です!」


タルト「メイヤ様……ワシらの休みは……?」


「もちろん取ってください!!」


ロット「(いや、この量で休めかぁぁぁ!!)」声にならない心の叫びが執務室に木霊した。


◆ 人員増強してるから大丈夫!


「両工房には最近、職人さんがたくさん入っています!だから負担は……まあ……なんとか……なるはず!!」


ロット&タルト

『“はず”って言った……!』


◆ 最後の宣言


「以上!準備ができ次第、領民へ学校兼託児所を正式発表します!!」


学術員たち「はいっ!」


ロット&タルト(魂の抜けた声)

「……はぁ……はぁ……承知……しました……」


メイヤは満足げに頷いた。


「よしっ、これで領民のお休みも充実間違いなし!!」


――なお、この後。

ロットさんとタルトさんは工房に帰ると同時に机へ突っ伏し、弟子たちに「親方!?死んだ!?」と心配されたのは別のお話。

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