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神様と呼ばれた精霊医 ~その癒しは奇跡か、祝福か~ 【原作完結済】  作者: 川原 源明
第18章 動き出す厄災、救国の聖女

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第323話 免疫細胞に強化魔法?

「レクト菌しかいなくなった……」


「えぇ、それが症状の出る人達の中で起きていることなんです」


 私の血の中にいる防衛隊が敗北したことで思ったことがある——


「この防衛隊の人達って強化魔法意味ないですかね……?」


「ほぉ、面白いことを言いますね、どのように強化するんですか?」


「えっと……、防衛隊の消化能力を強化するとか?」


「フッフッフ、面白いことを言いますね、やってみましょうか」


「はい」


 なんとなくだが、ヴィッシュは答えを知っているような気がした——


 その後、先ほどと同じ手順を踏み準備し終えると——


「では、ラミナ君強化魔法を使うつもりで魔素を流してみてください、ちなみに無意識にやるとレクト菌にも効果が出るので注意してくださいね」


「はい」


 そうなの!?なんて思いながら返事した。


 防衛隊のみんながちゃんと消化できるように、胃袋を強化するイメージで魔素をゆっくりと丁寧に流し始めた。


 見てて思ったことがある。明らかに前回よりは奮戦しているようにみえたが。結果的にはレクト菌だらけになった。


 また負けた——


「ん~なんかいい戦いをしていたと思うんだけどなぁ……」

 悔しい——


「ふっふっふ、負けましたか」


「先生はこの結果を知っていたんですか?」


「知っていたというよりは、可能性として考えていましたね」


「可能性ですか?」


「えぇ、おそらくですが、防衛隊の方たちを操る毒のようなものを出しているんだと思いますよ」


「消化する力ではなく、その毒のようなものを何とかする必要があると」


「えぇ、その通りです。実際やってみないと毒のようなものを出しているのか分かりませんけどね」


「はぁ……」


 難しい——


 もしかしてそういう研究をしている人が居るという事だろうか?


 そして、似たような事例があるのかな?


「他にもあるんですか?防衛隊を操るというか……」


「ありますよ、伝屍でんしとい病ですね、彼らにとっては、防衛隊の体内は安心できる寝床になりますね」


「寝床……」


 恐ろしい——


---


「えぇ、自分たちの養分となるものを防衛隊の方々の体内に創り、おまけに防衛隊全体の動きを抑制して自分たちの有利な環境にしたりとね、しまいには操った防衛隊で自分たちを囲み、外からは防衛隊が仕事しているように見せかけ、その中で増殖していくというね……」


 なんというか——


 卑劣というか——


 狡猾というか——


「そういうことを研究してる人が居るんですか?」


「えぇ、いますよ、リタ君が居たころに白血球等の発見がありましたからね、それから感染症の研究と合わさって、免疫学とか生物細胞学ともいわれるのですが、そういう方面を研究する人もいますよ」


『リタが錬金科で楽しそうに教えていた学問やな』


『っふっふ、そうですね、新しい発見があるとすごく喜んでましたからね』


『あの頃は、毎日が新しい発見だったが』


『だね~』


「そうなんだ……、私的には、この菌に勝てる強化方法に興味あるかも……」


 わくわく——


「ふっふっふ、いいですね、ぜひその道も切り開いてください」


「わかりました!」


 やる気が湧いてくる——


---


 その後もヴィッシュと色々な強化方法を考えては実践を繰り返し、夜が更けていった。


 試行錯誤繰り返し時間が過ぎていく——


 勝てる強化方法が見つからないまま、外が明るくなり始めていた。


 窓から朝の光——


「あ……」


「夜が明けますね」


 ヴィッシュが窓を見る——


「そうですね……」


 不思議と眠気はあまりなかった——


 でも、疲れている——


「続きは後日やりましょうか、少し休んでください、ボクも休みますので」


「わかりました。上の病室を使ってください」


「ありがとうございます」


 私達はそれぞれ別の病室で、休むことにした。


 静かに廊下を歩く、病室に入る——


 ベッドに倒れ込む柔らかい目を閉じる——


 すぐに意識が遠のいていく——


読んでくれてありがとうございます!


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