大根麻呂平安日記
「ガラスの破片」が書き終わってからの連載となります。
藤原氏が日本を支配し、富と権力を謳歌したこの時代。
藤原氏の政治を支える重要な大臣であるにもかかわらず、天然の男が居た。
その名は大根麻呂。実に変な名前だが本人は全く気にしていない。
それでも出世し、重役を務めているのはこの堅苦しい独裁政治の世で、柔軟な頭を駆使しているからである。
藤原氏が政治に行き詰まれば柔軟に物事を推理する・・・アル意味で「天才」と呼ばれた大根麻呂の日常と、
時の権力者、貴族を描いた日記。