鍋っパ2
明日も憂鬱
夜な夜な憂鬱
ピンクとムラサキの文字
私の手に
イヴ前なのに
かえって来ないライン
友達から聞いたんだって
怒ってる本当の理由
ヤラカしちゃったな私
泣き出しそうな空
涙こぼれそうな夜
私の肩にのる最後のスタンプ
オッケーって意味の、サングラスかけた赤ちゃんがサムズアップしてたヤツ
本当は怒ってた
彼、全部の女の子と縁切ってた
好きって言った私のために……
友達から聞いて
ママにも相談
お婆ちゃんにも相談
夜な夜なお天気
運命はコロコロ
お天気な夜空
コロコロ変わる
心の持ちようってのも
どうにも変えられないから
このままじゃないイケないから
後悔するから
職場の人にも相談
真夜中の夜勤中
「勇気出してさ、ラインしてみ?」
雨の上がらない夜中の休憩時間
ラインメッセ送る本当の気持ち
素直に謝りたいって
今すぐ謝りたいって
今すぐ会いたいって
本当の気持ち
素直になれないから
彼──
22日なら鍋パ出来るけどって、
私、今日、夜勤入りじゃん
無理なら来年1月にでもしよっか?
──って、
イヴも年越しも、無いじゃん……
傷ついてたのかな
ごめん……
本当に、謝りたい──
──だから、
今、ラインした真夜中。
本当は、直接会って謝りたいけど、
来年1月の鍋パまで会えないし──
今、謝るって……
私のキャラじゃないんだけどな
ここまで、したことないんだけどな
誰にもとられたくないし
怪我のことも、病気のことも、仕事のことも、
心配だから──
勇気を出して
こんな、初めての長文
ラインに描かれたムラサキとピンクの私の文字
怖いけど──
送信した
押してしまった指先
真夜中の午前3時前。
彼──、
仕事早いから
もう起きてるかな
既読がついて、それから──
それからが、ずっと──今も進行形で続いてる




