終わりたくない理由が
終われない理由がまた増えた
終わりたくない理由がまた増えた
それは下らない復讐心かもしれない
見返してやりたいなんて承認欲求かもしれない
自分を守るための自尊心かもしれない
それでも
凪かけていたこの心に
波風を再び立ててくれたなら
その合間に見えるのものも
きっとあるはずだから
一概に悪いばかりとは
言えない気がして
後は僕自身が
この黒い感情に
飲み込まれて
支配されてしまわないように
自分こそが正義だと
信じて疑わない
なんて盲目になってしまわないように
気を付けることができていれば
十分以上に
前を向く力に変えられるはずだ
分かっているつもりなんだよ
振り返れば
そんな理由ばかりが
増えて山積みになっているこれまでだって
やってきたことは無駄じゃなかったんだって
望んで挑み続けていれば
いつかき僅かでも夢は形になるって
青臭い絵空事
どうしても否定し切れなくて
捨て切れなくて
惨めだよ
あがいて
もがいて
理想ばかり
変わらず輝いて
何一つ勝ち取れず
示せない
こんな自分が
誰だよ
やめるのは簡単だって言ったのは
誰だよ
叶わない夢を追いかけ続けているのは
ただの逃げだって言ったのは
どちらにしても
自分で進んできた道で
続けてきたこと
そう切り捨てられてしまえば
今の僕じゃ
なにも言い返せないから
どっちにしたって苦しい
どっちにしたってしんどい
それなら
僕は終わりにはしたくないな
もう願いは叶わなくても
これまで
散々逃げて
負けて
折れて
それでもその度に
立ち上がってきた
立ち上がれてきた
これが理由だから
だから終わりにはしたくない
それが人から見たら
どれだけ惨めで
みっともない姿でも