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貴方のせいでいつも私は。  作者: 若槻梓沙
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誰かのせい

恋をしたことはあったけど、愛は感じたことがないわ。

 私はまだ知らなかった。

「二度と戻らない物がある」ということを。



 私は何度も何度も浅い恋愛を繰り返しては、期待する心を削っていた。

今だってそうで、()()()な彼とお祭りにいる。

……4人で。

私は2人が良かったのに。

なんで友達を連れてきてなんて言ったの?

そんなに私と2人なの、嫌?

だから、お祭りの後カラオケに行こう。

……そう言ったら、4人で行こうって。

やっぱり私のこと嫌いなの?


 ……いつもそうだ。

告白されるのは私で、期待して待っているだけなのも私。

「ごめん、別れよう」

振られるのも私だ。

「うん」

(LINEじゃなくてもいいじゃん……)

なんでいつもこうなっちゃうのかな。

もう散々だと思いながら、次を探してしまうのは、彼のことがどうしようもなく好きになってしまうから。

そして、そんな自分に酔っているからだ。

(こんな自分、大嫌い。)

私の中学3年生はそうして始まった。


自分を好きになれますか?

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