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7話:ステータスボード

「テレポート!」


何となく叫んだ

あら不思議、リビングのソファーまで瞬間移動していた


「やっぱ出来るんだ」


納得する俺

目の前には驚く両親

その格好は、母さんを父さんが後ろから抱き締めてる状態

仲がいいのでよくあることだけど


「ごめん、邪魔した?」

「ちょっと驚いただけ」

「急に現れたからな」

「できそうな気がしたからやってみた」


平然としてるけど顔が赤い

いつまでもお熱いことで、羨ましいです


「ちょっとどこまで行けるかやってみるから」

「おう、気を付けろよ」


明らかに同様している両親を横目に


「テレポート」


その瞬間、ライトが飛び乗ってきたので一緒に移動してしまった

すかさず抱き上げる

移動先は場所は市役所

家から30キロ位離れていたが問題なかった


「便利だなー」

「お出かけうれしいな」

「コラコラ、急に飛び付いたら危ないでしょ」

「ごめんなさい····」

「次から気を付けるんだよ」


優しくライトの頭を撫でる


「うん」

「よろしい、じゃあ行こうか」


今日は解析でお手伝いをお願いされている

要するに、以前受けた検査の鑑定する側だ


「ライトはおうち帰ろうか」

「やだ、一緒がいい」

「言うこと聞ける?」

「うん」

「じゃあよろしい」


そして、ライトに気配隠蔽を使用した

これはライトをテイムしたときに発現したスキルの一つ

他にも『気配察知』『索敵』『超嗅覚』『俊敏』『跳躍』のスキルが発現した

ライトを抱き抱えてあてがわれた部屋に移動した

呼ばれたら出ていって解析、用紙に記載して担当に渡す

その繰り返し

ちなみにステータスが開ける人は少ないらしい

さらに、他人に見せられるのはもっと少ないと教えてもらった


「ステータスカードとか作れないかな?」


小声で呟いた


「そんなのがあったら便利なんだけどね」


どうやら聞かれたらしく近くの人が反応してくれた

すると、他の人も


「そうそう、タダ働きで強制させられるのメンドイから、そんなのあればいいんだけどねー」


そう、鑑定の依頼は任意と言われているがほぼ強制で、手当てもでないので、進んで協力するのはごく一部だ


「んー、プレートみたいなのに鑑定でも付与出来たら作れちゃいそうだけどね」

「漫画じゃあるまいー、ムリムリ」


俺はいいアイデアだと思い近くにあったトレイを一枚の板に錬成、そこに解析を付与してみた


「あ、君は錬金術が使えるんだね」

「はい、まあちょっとした思い付きです」


魔力を込めていると付与が失敗してしまった

もう一度付与を試してみた


「あ、出来たかも」

「これは何?」


先ほどの人が訪ねてきた


「これを持って、ステータスオープンって言ってみてください」

「うん、ステータスオープン」


すると、狙いどおりにプレートにステータスとスキルが表示された


「やった、成功!」


一人で喜んでいると、入り口から市役所の職員らしき人が入ってきた


「それ、見せてくれる?」


プレートを受けとると


「内容あってた?」

「はい、間違いありません」


職員が訪ねると、先ほどプレートを持っていた人が返事をした

そして俺に話しかけてきたので経緯を説明した


「君、名前は?」

「龍宮ですけど···」

「これ預かってもいい?」

「いいですよ、材料さえあればいくらでも作れるんで」

「そう、じゃあこのトレイを使って後3つ作ってもらえる?」


その後、言われた通り3つ作成して今日の所は解散となった


「龍宮さん、あなたすごいですね」

「そうなんですか?」

「無自覚なんですか?」


言われている意味が分からなかったので適当に話を流して帰路に着いた


「ライトお利口さんだったね」

「あたし、えらい!」


ライトと会話を楽しみながら歩いて帰宅した



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