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15話:開き直ったらやりすぎた

「全能力共有」

「おー、わたし強くなった」


ライトがすごい早さで走り回っている

見学していた他の能力者も開いた口がふさがらない状態だ


「ぱーぱー、いっくよーーー」

「こい!」


ライトの突進を正面から受け止める

····ヤバい、無理


「ぐぅぅぅ!!!」


必死に踏ん張りが押さえきれない

そして俺は吹き飛ばされた


「ぱーぱー、だいじょいぶ?」


俺は震える足で立ち上がる

伏兵はこんなに近くにいたようだ


「よしライト全能力解放、全力で遊ぶぞ」

「うん!」


そして始まった遊びというラグナロク

閉鎖空間に突如として発生した津波、噴火、隕石、落雷、竜巻

地獄絵図というか世界の終わりというか、そんな感じだった

しかし、その中心にいる一人と一匹はとても楽しそうだ


「ライト、いくぞー俺が作った新魔法だ」

「わたしもーー」


同時に叫ぶ


「ドラゴンバースト!」

純粋な破壊エネルギーに最強の生命体であるドラゴンの特性を付与することで、攻撃力を底上げし、全てを破壊しつくすバーストタイプの魔法の応用技


「デザスターハウリング!」

超音波と時空振動を同時に発生させることで、あらゆる物質やエネルギーの流れを破壊する振動魔法


二つの技が衝突し周りは一瞬にして焦土とかした


「「まだまだー!!」」


周りの様子などお構いなしに全力で遊ぶ一人と一匹だったが、こんな状態でも死傷者は一人もいない

カツキが周りの人間全てをプロテクトの強化系プロテクションでガードしているからだ

守られている人達はそろって唖然としている

まあ、レベルが違いすぎるから仕方ない


「さて、終わろうか」

「うん、楽しかった」


次の瞬間、時間を逆行させると全てが元に戻った


「帰ろうか」

「うん」


その場を後にしようと思っていると


「龍宮様」

「何ですか?」


そこには無表情ながら怒りのオーラが溢れる秘書が立っていた


「自重してください」


それから小一時間ほどお説教されてしまった


「ホントごめんなさい」


俺は全力で土下座した

もう、手本にしてもらいたいぐらいの綺麗な土下座を披露していた


「ぱぱ、もう遊べない?」


うーん

ここで遊ぶのは不味いかな···


「龍宮様にはもっと丈夫な場所が必要ですね···」


秘書が考えていた


「あの、ちょっと考えがあるんですが何処か一部屋借りれませんか?」

「ん?構いませんよ。どうぞこちらへ」


そう言って部屋に案内された


「ここって、自由に使っても良いんですよね?」


念のために再確認


「はいどうぞ」

「ありがとうございます。では、空間拡張」


掛け声と同時に部屋の壁が遠退いていく


「さらに次元障壁」


部屋事態を別の空間につないで中の衝撃を全て遮断する


「よし、仕上だ!天地創造」


先程まで部屋だったところが大自然の平原となった


「これでよし!」

「わーい、ぱぱといっぱいあそべるー」


ライトが喜ぶが横で秘書さんが握りこぶしをプルプルさせている


「龍宮様」

「は、はい?」

「じ・ちよ・う」


鬼の形相····

まじでこえーーーー


「ごめんなさい」


神速のスライディング土下座を披露した



ちなみに部屋の使用は許可されました····

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