☆4 懸賞金。アマリアとアシュリン
「あー。知らない天井だ。何故だ????あっ、俺、異世界に来たんだったな」
いつの間にか寝てしまっていたようだ。
ベッドから、起き上がり、窓から外を見ると、真っ暗闇になっていた。
夜食の良い香りが部屋まで届いている。
俺に張っている結界は良い香りは通るようにしている。
逆に嫌な香りは遮断だ。
便利。
部屋を出て、階段を降りて食堂の席に着いた。
席に着くと、パンとスープ、サラダとステーキがテーブルまで運ばれてきた。
料理は固定のようだ。ステーキは、オーク肉で、味付けは胡椒。
オークはあれだ。イノシシのようなモンスター。
イノシシ肉ではなく、豚肉の味がするとアイサイトでオークを見かけた時に表示されていた。
「硬いな」
パンをかじってみたが、硬かった。
「うん。だいぶマシ」
スープに漬けてみると食べられる柔らかさになった。
「次は、ステーキだ」
『ガシャガシャガシャンッ』
斜め左後方から、女の子が飛んできた。
俺のサラダが床に落ちダメになった。
サラダの入っている皿は、木でできているため、床に落ちても、ガラスが飛び散ることもない。
その点は一安心。
「大丈夫?おねぇちゃん」
飛ばされた女の子のあとから、別の女の子が近寄ってきた。
2人とも15歳くらいの女の子だ。
「お酌しろと言ってんのにしねぇから悪いんだよ」
女の子を飛ばしたのは男のようだ。
男3人組で飲んでいるようで、3人ともいやらしい顔で女の子2人を見ている。酔っぱらいみたいだ。
「大丈夫?」
俺のテーブルに飛ばされてきた女の子に手を差し出す。
アイサイトで年齢を確認し同い年だったため、ため口で聞いた。
「大丈夫。ありがとう」
女の子もため口だ。
へぇー。双子か。
アイサイトで女の子を見る。
アイサイトを強めに使い、いろいろと情報を読み取る。
姉がスカイブルー色のロングストレートの髪の子。
風魔法と水魔法が使える。
妹が赤色のショートカットの髪の子で火魔法が使えるのか。
姉は身長162cmのCカップ、妹は、145cmのEカップ。
俺はショートカットロリ巨乳が好みなので、妹さん派だな笑
おにいちゃんとか呼ばれたいものだ。
2人とも、身体的には、この3人組の男達よりも劣る。
宿屋の中で、魔法の使用は非常識なのだろう。
魔法の詠唱をしない女の子たち。
『脚力強化、フットサイト』
瞬時に、男たちの後ろへと回った。
今後縮地法と呼ぼう。
「すみません。あの女の子が俺のサラダ、ダメにしてしまったんですよ。あなたが蹴飛ばしたか、突き飛ばしたかは知りませんが……」
『ハンドサイト』
俺の言葉を聞き振り返ろうとする男たちの顔面に次々とパンチを入れた。
「おー。天井まで行ったか。」
斜め上に飛んで行った男たちは、天井に頭をぶつけ床に落ちてきた。
手加減したつもりだったが、もう少し手加減する必要があるな。
過剰すぎだ。
「助けてくれて、ありがとう。私の名前は、アマリア。この子は、妹のアシュリン」
「ありがとうございます。感謝です」
飛ばされた女の子が俺のほうまで駆け寄ってきて自己紹介した。
妹のアシュリンは、ぺこりと俺に頭を下げた。
かわいい。お持ち帰りでお願いします笑笑
「どういたしまして。俺の名前は、小桜 雪斗」
その後、アヴァさんに新しいサラダをもらい。
酔っぱらいの男たちは騎士隊に、連行されていった。
アイサイトで確認した情報、酔っぱらい達が山賊であることを伝え、眠りについた。
山賊かどうかの確認の後、懸賞金がもらえるらしく、騎士所まで、明日にでも顔を出してくれと言われた。
アイサイトで見たが、あいつらの懸賞金は10万円が2人と25万円が1人。
45万円ゲットかも。
やったー。嬉しい。