表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
適当主人公の冒険  作者: みかん!りんご!
21/25

☆21 香りって大事だよね?可愛い人でも臭かったら敬遠する。



 翌日、ファーストの街へとやってきた。


 魔導士ギルドに、クエストの魔力草を納品するためだ。


 別に忘れていたわけじゃないよ?笑




 はい。忘れていました。すみません。


『雪斗、抜けてるよね』


『私もそう思います』


 アリスちゃんたちが帰った後の、夜。

 3人で、皿洗いをしているときに魔力草の話題になった。


 『明日、速やかに行ってくるよー』と、その時にしっかりと言った。


 品質保持の結界を張って採取したし、ちゃんと、周りの土も一緒だから、品質は問題ないと思う。


 アイサイトで、魔力草を確認しても、品質は良好と表示されたし。



 ポイズンドラゴンは、昨日の夜中のうちに、庭に運んでおいた。

 結界だけ張って森の中に放置。

 完全に存在を忘れていた。

 うっかり。うっかり。


 ポイズンドラゴンについての、代金などをアマリア・アシュリン達に代わりに受け取っておいて欲しい旨伝えてある。


 ちょっと、今日中にしておかないといけないことがあるからだ。


 ファーストの街には、子爵家当主カードを見せて、通門料無料だった。





「いらっしゃいませ。あっ、ユキトじゃないか」


 用事の一つ、アグネーゼさんのお店、『ネックレシュ』に赴いた。

 アグネーゼさんは、ネックレスを壁に飾っていた


「おはようございます。アグネーゼさん」


「おはよう。どうしたんだい?何か買いに来たのかい?」


「☆星マークが描かれたブローチを買いに来たのですが、在庫ありますか?」


「あぁ、あるよ。スターチだね、たくさんあるから、手に取って確認してみな」

 



 きれいに並べられているブローチを見る。

 全部で30枚くらいだ。

 どれが良いのかわからないなー。

 色も様々だし

 星の数や大きさも、まばらだ。



「これ、全部購入してもいいですか?」


「ぜっ、全部かい?」


 驚くアグネーゼさん。

 大人買いってやつです笑 


「はい」


「大丈夫だけど。お金はあるのかい?そこまで、高くないけど。これだけの量になると」


 そういって、枚数を確認するアグネーゼさん。



「全部で35枚だね。値段は、高いので10万円、安いので3000円だよ。だから、全部で80万円になるけど?」



 意外に高いな。


 『アイサイト』


 なるほど。香り魔法付与か。

 香り魔法付与は、アグネーゼさんの家系の特殊魔法。

 上手な使い方をしている。 


「わかりました。これお金です」


 80万円分の代金を支払う。


「雪斗、転売屋じゃないよね?もしそうなら、あまり売りたくないよ?」


「ちっ、違いますよ?知り合いの男の子が必要みたいなんですけど、どれがいいのかわからないから、あるもの全部購入して選んでもらおうかなと思っただけです」


「なら、良かったよ。それで、選ばれなかったのはどうするんだい?」


「一緒に住んでいる女の子や、隣人の女の子に渡そうかなーと思っています。このスターチは少々特殊なようですので」


「あら、ユキト、目が良いんだね」


「よく言われます笑。あっ、話変わりますけど、コートに紋章を入れるサービスとかあります?」


 俺、御用達の商人とかいないしな。

 子爵家昨日なったばかりだし。

 商人の知り合いも、アグネーゼさんくらいだ。


「あぁ、大丈夫さ。なんだい、ユキト。どこかの貴族様の下で働いている使用人なのかい?」

 

 初めてあった日に、貴族でないことは伝えてあった。


「昨日、貴族になりました。あはは」


 ポケットから子爵家当主カードを見せる


「あらまぁ、ほんとだ。ユキト様って呼んだほうが良いかな?」

 

「大丈夫ですよ。途中で変わると違和感出ます」


「そうかい?私もそっちのほうが楽で助かるよ」


「それで、このカードに描かれている紋章をここで新しく購入するコートに描いてくれると嬉しいのですが」


「ちょっと見せてみな。よし、まぁ、これくらいなら時間もさほどかからない。大丈夫だろう。2時間後とかにでも、取りに来てもらって大丈夫さ」


「はい。お願いします」


「別に雑な仕事するわけじゃないからね」


 アグネーゼさんのお店に置いてある商品を見る限り、その心配はしていない。

 アイサイトで店内を見回しても、どれも、上品質と出ているし。


「なら、いいんだけどね」


「それで、黒色のコートは持っているので、白色のコートが良いんですけど」


「白色かい?あまり取り扱ってないんだよね。ほとんど、黒色が多いし。あるのは一着だけさ」


 白色のコートを指差すアグネーゼさん。

 コートまで歩いて、触ってみた。


「肌ざわり、良いですね。好きです。ざらざらとしていないです」


「当然だよ、生地にはこだわっているからね」


「じゃぁ、これにします。値段は……っと。10万円みたいですね。安い」


「あぁ、なかなか売れなくてね。3段階値段を下げた品さ。白色はどうしても、汚れが目立つからね。平民じゃなかなか手が出せないよ。貴族様なんかは、こんな小さな店に顔出さないし」


 汚れが目立つか。

 まぁ、常時結界発動しているから。コートが汚れる心配もない。

 これは、お買い得品だな。


 それに、グリーンアップルンの香りが付与されているコート。


 嬉しい、好きな香りだ。

 値段は、同じ品でも5倍の値段はしているけど。


 香りの効果は2週間か。

 頻繁に来ないといけないな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お読みいただきありがとうございます
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ