☆20 血まみれの女の子!?
デザートにクッキーの上にジャムの乗ったものや、アップルンパイ、グレープンパイを食べて、馬車とホワイトラフィスを迎えに行ったあと、いろいろと購入した後、家に戻った。
【ホワイトラフィスを見た2人の感想】
『高かったんじゃないの?ホワイトラフィス』
『かわいいです。もふもふです。ふかふかです』
ホワイトラフィスの瞳が赤色の方は、レフィス
水色の方は、アフィスと名付けた。
ネーミングセンスの無さ。
2匹は気に入ってくれたみたいで良かったけど、アマリアには呆れた顔で見られた。
『トントントン』
「アシュリン、うん。それくらいでいいよ。ありがとう」
アシュリンにたまねぎに似たオニオンンを切ってもらっている。
この異世界、日本で俺の知っている野菜が多かった。
少し気になる点は、大きさが異世界の方が大きいということ。
モンスターの住む森の近くで野菜を収穫するため、魔力の影響を受け、大きいのだとか。
アイサイトで野菜を見て得た情報である。
購入した材料を食べやすい大きさに切ってもらっている。
とはいっても、今回作るナポリタンはそこまで切る材料は多くない。
オニオンン、パプリカン、ソーセージ位だ。
キノコも売っていたが、買うのはやめておいた。
苦手だからだ。
アシュリンちゃんも嫌いなようで、嫌いなものが同じということで、親近感がわいた。
好きなものが同じよりも、嫌いなものが同じほうが、俺は好ましい。
キノコが嫌いな理由は、マッシュルームである。
頑張って食べてもエノキまでだ。
材料を切った後は、お湯に入れたりなどなどして作ったトマトケチャップにミルク、砂糖、塩をよく混ぜて、ソースを作った。
「じゃぁ、アシュリン。フライパンを中火にして、油を入れて、オニオンンを炒めよう」
「はい。雪斗さん。わかりました」
キッチンの赤色の3種類のボタンの真ん中を押すアシュリン。
弱火・中火・強火用のボタンだ。
これもマジックアイテムとして、火の魔工石が埋め込まれたものだ。
電気などがない分、魔工石の需要半端ない。
「オニオンンがしなってきたら、パプリカン、ソーセージを加えようか。軽く、塩と胡椒をふりかけよう」
頷き作業を続けるアシュリン。
「お邪魔するのだ」
「おじゃまちまちゅ」
ナポリタンスパゲッティを皿にのせた。
外で、アフィスとレフィスの身体を洗い夕食の草を与えてくれているアマリアを呼びに行こうかな?と思っていると、来客があった。
アリスちゃんとエリスちゃんだ。ノアンさんはいないみたいだ。
「アリスちゃん、エリスちゃん。いらっしゃい」
シンクで手を洗いタオルで拭いた後、2人を出迎えた。
「ユキト、良い香りがするのだ。それは何なのだ?」
「気になりまちゅ」
テーブルの上に乗っている、ナポリタンスパゲッティを指差す2人。
「ナポリタンスパゲッティだよ」
「聞いたことないのだ」
「興味深いでちゅ」
2人は、くんくんと香りを嗅ぎだした。
犬のようだ。
「良かったら、食べて行く?」
「食べるのだ」
「でも、今食べたら、夜ご飯入らなくなっちゃうかも」
エリスちゃんが心配そうに言う。
「それなら一口だけ、食べて行けばよいよ」
「一口なら、大丈夫なのだ」
「そうでちゅね」
5人集合して、スパゲッティナポリタンと、片手間で作った、コーンスープを食べ始めた。
「もっと、食べたいのだ」
一口だけと言ったはずなのだが……
アリスちゃんの分として、大皿から小皿に分けた分をぺろりと平らげたようで、おかわりを要求してきた。
「良いけど、夜ご飯食べれなくなっちゃうんじゃない?」
「大丈夫なのだ」
大皿から、アリスちゃんの小皿によそってあげた。
大丈夫っていっているから、任せよう。
自己責任だからね。
「エリスちゃんも欲しいの?」
無言で、俺に皿を渡してきたエリスちゃん
「おねがいちまちゅ」
エリスちゃんの分もよそった。
~アリスちゃん・エリスちゃんを迎えに来た~
「これは美味いな。ユキト殿」
「おいしいですわ」
「ぜひ、レシピを教えて欲しいです」
レインさん、ファリスさん、マロンさんが俺の家にアリスちゃんたちを迎えに来た。
どうやら、俺の家に遊びに行ってくると言って2人はここまで来たようだ。
口にトマトソースをつけ笑顔の2人の娘を見た際は、レインさん達、フラーっと倒れそうになったが、なんとか踏みどまった。
面白かった笑。
血まみれの娘たちと思ったのだろう。
その後、娘2人がおいしいと言って食べるナポリタンスパゲッティーを、レインさん達も食べたいということで、もう1回俺と、アシュリンちゃんで作った。
失敗したときのために材料は大目に購入しておいたから、レインさん達の分も用意できた。
食事を終えた後、少し話してアリスちゃんたちは帰っていった。




