☆18 馬車購入と白色のトラ??
紋章院を出た後、この城下街の地図を頼りに馬車と馬などを扱うお店へと来た。
『役所に赴けば、この街のお店の配置地図を購入できること』を紋章院の男性に教えてもらった。
まぁ、アイサイトで何がどこにあるのか分かるのだが、紙という物質で分かるのは良いことだ。
魔力節約
「いらっしゃいませー」
「おはようございます。馬車と馬車を引く馬を購入したいのですが」
男性の店主に挨拶をした。
お店の名前は『ニバシャン』
「はい。かしこまりました。長距離用の馬車ですか?短距離用ですか?どれくらいの人数が乗る可能性がありますか?」
「長距離と短距離で何か変わるのですか?」
「長距離でしたら馬をお勧めしております、持久力がありますので。短距離でしたら、馬よりも早い、ラフィスタイガーがおすすめです、馬と比べて高級品ではありますが、スピードは国王様もお墨付きです」
ラフィスタイガーってトラだよな?多分。
危なくないのか?
『アイサイト』
名 前:ラフィスタイガー
ランク :Dランクモンスター。
特 性:小食で草食。戦いには向かない。素早いモンスター。主に馬車を引くためのモンスター。基本的にグレーの毛並みをしている。白に近いほど素早さが高い。少し頑固なところもあり、懐かないと動いてすらくれない。
メ モ:ラフィスタイガーは通称、ラフィスと言われている。白色の毛並みの場合は、ホワイトラフィス。グレー寄りだと、グレーラフィスと言われている。ホワイトラフィスはグレーラフィスよりも値段が5倍もするなどの高級モンスター。
「見てから、判断してもよろしいですか?」
「はい。もちろん。大丈夫です。ついてきてください」
店主の後ろを着いていく。
「先に、馬車を決めましょう」
どうやら、馬車から決めるようだ。
正直、アマリアやアシュリンが街中で使う用のでいいから、それくらいの大きさで良いよな。
そこまで大きくなくても大丈夫だろう。
「これなんて、どうですか?新品です」
中古品も置いているようだ。
「少し大きいですね。街中を走るくらいで大丈夫です」
「なるほどですね。分かりました」
次々と、馬車を見せてもらった。
今更思ったが、『ニバシャン』の敷地大きいな。土地代だけでもかなりかかりそうだ。
土地の値段なんてわからないけどね笑
アイサイトを使えば表示されるか笑笑
「これ、可愛らしくて良い感じですね」
良い感じの馬車を見つけた。
窓も付いており、外の景色を見渡せる。
馬車内にあるソファーもふかふかで、丸みを帯びた作りのタイプのようだ。
「貴族様の御令嬢さまが好んで使われる馬車でございます」
「改造とかってお願いできますか?」
「内容によりますが、どのようにしますか?」
「御者台から中を見渡せるようにしてもらえませんか?」
「分かりました。扉を取り外せばよいのですね。代わりにカーテンがつけれるように改造しますか?」
「はい。お願いします」
防犯上、御者台から中が見えるようにしておいたほうが良いだろう。
「では、次は、馬とラフィスタイガーですね」
「ラフィスタイガーからお願いします」
馬よりも興味がある。
「分かりました。こちらです」
~ラフィスタイガーの小屋~
「にゃぁー」
「にゃぁー」
白色のラフィスタイガー、2匹のホワイトラフィスがにゃーと猫なで声を発する。
「お客様が初めてです。こんなにもホワイトラフィスに気にいられるなんて」
ホワイトラフィスの頭を指先強化で強化した俺が、撫でたら懐かれた。
俺の方に近づいてきたホワイトラフィスは、シッポを立てて俺の腰付近に頭をこすりつけてきた。
まるで、マーキングをしているように感じられた。
『この人はニャーの者にゃっ』と言わんばかりに
その後、俺の前でおなかを見せる態勢になった。
リラックスしている。
おなかは大事な部分だろうに。
ホワイトラフィスのおなかを毛並みに沿って、ゆっくりと指を動かす。
マッサージするかのように、ゆったりとしたスピードで行う。
大きく〇の字を描くように動かしてみた。
「にゃぁー」
「にゃぁー」
気持ちよさそうだ。
ホワイトラフィスを堪能した後、受付テーブルへと戻ってきた。
「先ほどの馬車と、2匹のホワイトラフィスタイガーのご購入でよろしいですか?」
すっかり懐かれてしまい、俺の右と左の両隣に1匹ずつホワイトラフィスがお行儀よく座っている。
「はい。大丈夫です。おいくらですか?」
「馬車が200万円。ホワイトラフィスタイガーが1匹1000万円でどうでしょうか?」
ホワイトラフィスをアイサイトで見ていたから情報は得ていたが、やはり高いな。
相場が、ホワイトラフィス800万円から1500万円
一瞬、買うか迷ったが、2匹のリラックスしたトロン顔を見て、購入を決意した。
「はい。大丈夫です。金貨での支払いになりますが大丈夫ですか?」
腰に下げていた布袋をテーブルに置く。
「枚数を確認しますので、こちらの書類に必要事項の記入をお願いします」
名前などの必要事項を記載。
紋章院で正規の子爵位カードを手に入れるまでの際の買い物で使えるように仮の子爵位カードをもらっていたので、それを準備する。




