表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
適当主人公の冒険  作者: みかん!りんご!
15/25

☆15 初めての来客。紋章学




~王都の家を手に入れた翌朝~



「おなかすいたわね」


「そうだね」


「ですね」


リビングのふかふかソファーに腰かけ、3人で話をしている。

賞味期限のない(腐らず長持ちする)品以外は、この家には置いていなかった。


そのため、食料品はない。



「朝食どうしようか?」


 アマリアが聞いてきた。


「どこかに食べに行きますか?」


 アシュリンはまだ少し眠たいようで、目をこすりながら答える。



「アシュ、料理上手だから、材料を買ってきて、アシュにお願いするのもいいわね」


「俺も、軽いのでいいなら、材料が揃えば作れるぞ?」


 中1の時から、自営業の知り合いの喫茶店でお手伝いをしていた。

 高1になってからは、視野を広げたほうが良いと喫茶店の店長に言われ、他のバイトを始めたけど。


 喫茶店の店長の娘さんが俺と同級生で幼馴染だったから、中1の時からお手伝いができた。

 お手伝いだからね。労働基準法違反にはならないよね?

 まぁ、そこら辺は、子どもだから、よくわからない。


 来たいときに来て良いと言われたし、好きな時に休憩行っていいし、好きな時に帰って良いよと言われていた。


 まぁ、喫茶店で働きたいから通っていたというよりも、幼馴染目当てで会いに行っていた感もある笑笑



「軽いのって、スープとか??スープなら私も作れるわ。とりあえず、お湯を沸かして、調味料入れて、具材を入れれば良いのだから」



「スープもある程度は知ってるよ。メインで食べれるもので言うならスパゲッティーとかの麺類かな?」


「スパゲッティー?麺類??ですか?それは何ですか??」


「えっと、知らないかな?うーん。口で説明するのもあれだから、王都の城下街で似たような材料購入して、夕食にでも作ろうか??」


 多分、似たようなものあるだろう。



「へぇー。アシュも知らない料理なのね。楽しみだわ」


 王様の意向で各街にある図書館は無料開放されている。

 小さいころから、本を読むのが好きだったアシュリンが知らないということは、麺類が本当に無いのだろうな。


 図書館は、無料開放されている。

 本などに使われる紙が安いからということではない。

 どちらかと言うと真逆で、紙は高いし、印刷技術の無いこの異世界では、高級品と言える。


 そのため、図書館の出入りの際は、荷物チェックを受ける。

 本を盗まれないようにする為のようだ。


「一先ず、朝食は外でとりましょう。着替えてくるわ」


「そうだね。お姉ちゃん。雪斗さん着替えてきますね」


「うん。いってらっしゃい」


 俺は、すでに着替えてあるから、ここで待つことにしよう。





 

「ユキトー。ユキトー」


「おはようでちゅ」


 外から、俺の名前を呼ぶ声がする。


 アイサイトを使い1歩も動かず確認。


 どうやら、アリスちゃんとエリスちゃんが公爵家の屋敷の庭から鉄で出来た柵を前に、声を発しているようだ。


 子供は元気だ。 



「アリスちゃん、エリスちゃん。おはよう、どうしたの?」


 玄関から出て、アリスちゃんたちの方に歩きながら質問した。


「父上が渡し忘れていたものがあったようでな。代わりに持ってきたのだ」


「ユキトさん。おはようでちゅ。」



「お嬢さま、カギ持ってきました」


 後ろから、ノアンさんが遅れてやってきた。

 鍵の束を持ってきていることから、何かを開けるのだろう。


「うむ。ノアン。開けるのだ」


「おねがいしまちゅ」


 ノアンさんが俺の家と公爵家の屋敷を隔てるようになっている鉄の柵の他の鉄の柵とは似ているが違う場所に鍵を差し込んだ。


 まさか。


「楽ちんなのだ。わざわざ、遠回りしなくて良いのだ」


「お邪魔ちまちゅ」


 動くようになった鉄の柵を押して、アリスちゃんエリスちゃん、ノアンさんが入ってきた。



「これなのだ。ユキトは今日から貴族なのだ」


 子爵位申請書を渡された。

 身元保証人ラインハルト公爵と書かれていた。


「そうでちゅ」


「いやいや、まさかー。そんな簡単に貴族になれないですよね?」


 ノアンさんの方を見るが、ニコリと微笑まれた。


「子爵位ですか。えっと、王爵、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵、準男爵の順番だから、ちょうど良い位の爵位ですね」


 異世界にきて4日目で子爵位を承れるとはな。

 最近まで爵位の階層すら知らなかった男なのだが。

 この国の歴史とかも知らないし。


「そうなのだ。だけど、未だ、完全に子爵位ではないのだ。ユキト専用の紋章を作らないといけないのだ。紋章が決まったら、早めに役所に申請しに行くのだ。他の貴族との紋章と似すぎないように、紋章学の教本も持ってきたのだ」


「お勉強がんばってくだちゃい」


「わかった。朝早くから、ありがとね。2人は今日は何するの?」


「学園で授業なのだ」


「授業でちゅ」


 ノアンさんが王都に辿り着くまでの馬車内でアレンシア学園は6年制とアシュリンに聞いていたな。

 8歳から入学できて14歳で卒業できる。

 筆記試験と実技に受かれば飛び級もできると聞いている。


1、2年生が初等部 

3、4年生が中等部

5、6年生が高等部


 学科が貴族科と商業科、魔導士科、騎士科、結界科の5つと言っていたな。

 それぞれ、特色があると聞いている。


 まぁ、学園に入学するつもりもないから、ノアンさんの話聞き流していたんだよな笑

 そういうところは適当なんです。ごめんなさい。

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お読みいただきありがとうございます
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ