だから神様に願った。
人は誰しも一度は思ったことは、あるのではなかろうか。
もう無理だ。失敗した。死にたいと。でも次の日が来れば否応なしに頑張らなくてはならない。何故ならそれが生きるということだから。
けれどもし何も出来ない時にただ見てるしか出来ない自分がいればどうだろうか。無力で情けなくて悔しくて、本当に生きているのかさえ疑わしくなる現実を受け入れられるのだろうか。
僕は一度死んだ。正確には魂が死んだのだ。
妹を失ったあの日に。
だから僕は神様に願ったんだ。
僕の命を与える代わりに妹の命を助けてって。
そしたらこともあろうにその神様は僕の命を貰う代わりに妹と同じ場所へと連れて行かれた。
こんなの死に損じゃないかと思った。
けど何だっていい。こうしてまた会えるのなら。
別れ際神様に言われた。
「貴方の行く場所は地獄では無いが地獄のような世界。貴方はそこで何が出来るか。またどれ程の後悔が貴方を襲うのか。
その目で見てその身に刻むといい。」
何を言ってるのかさっぱりだよ。神様。
でもまぁもう一度やり直せるのなら、
何だっていいかな。
そして僕は妹の後を追って死んだ。
たぶん長編になります。
主人公強い!見たいな感じはないと思います。
それでも、必死に生きる意味を見つけていきます
そんな作品に仕上げます