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明日も葵の風が吹く  作者: 有坂総一郎
松江藩での日々

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源ちゃん到着

明和5年4月25日 出雲松江 松江城


待望の源ちゃんが高松、津山を経由して松江に到着した。


「やぁ、源ちゃん。待ってたよ。」


「総さん?なんでここにいるんでぇい?」


「源ちゃんから書状を受け取った数日後に私らを迎えに福山に完成したばかりの例の蒸気船が来たんでね、ついでだから馬関海峡を経由してここまで来たんだよ。源ちゃん回収して相良に戻るつもりでね。」


「へぇ。するってぇと、松江藩主松平治郷公の周旋は総さんがやってくれたんだな?」


「結論から言うと、保留だね。こっちが信用に足る相手、一蓮托生になっても損しない相手と証明する必要があるってね・・・。」


「まぁ、高松みたいに拒否されないだけマシじゃないかい?」


「で、源ちゃん、早速だけど、明日から運河建設の現場視察と建設計画の策定に力を貸して欲しい。」


「総さん、何企んでるんだい?運河って・・・。」


「日本海側の恵曇とここ松江を運河でつなぐ。工期は二年程度。費用はこっち持ち。」


「また随分なことを・・・でかい賭けをしたもんだねぇ。おもしれぇ、オレっちもその賭け乗ろうじゃねぇか。」


「って、ことで、源ちゃんはゆっくり休んでくれ。」

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