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掌編小説集3 (101話~150話)

太郎達

作者: 蹴沢缶九郎

童話採用試験の面接官の「あなたは何をしましたか?」との問いに対し、一人目の太郎は「鬼を退治しました」と答え、二人目の太郎は「竜宮城から持ち帰った玉手箱を開けて老人になりました」と答えた。


そして三人目の太郎は言いづらそうに「熊に股がりました」と答え、結果、一人目と二人目の太郎が合格した。


不合格になった三人目の太郎が足柄山で落ち込んでいると、たまたま通りかかった武将が声をかけてきた。三人目の太郎が理由を話すと武将は、


「丁度良かった。それなら私の部下になりなさい。」


と言い、三人目の太郎は武将の部下となった。数日後、武将や仲間達と共に大江山の酒呑童子を退治した三人目の太郎は、再び面接官の元を訪れた。


どこまでを話として区切るかや、鬼退治は一人目の太郎と被るのではと様々な議論はあったそうだが、三人目の太郎の合否結果は皆さんご存知の通りである。

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