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短編・詩 恋愛

声にはしないけれど

作者: 些稚 絃羽

貴方は優しいくせに強情で

それでいて誰より人を大切にするから

弱音を吐くことすら躊躇ってしまうのよね

私を愛してくれていること

よく分かっているけれど

寂しくなる時があるよ


辛い時、苦しい時

溜め息の一つさえ吐いてはくれないから


眉間に皺を寄せて寝息を深くするから

そっと柔らかな感触で

その皺を伸ばすの

知らないでしょう?


上手く言葉が見つからなくて

頑張りすぎないでね、

って言ってから後悔

頑張りすぎくらいが丁度良いさ、

なんて弱々しく笑うから

バタリと閉じた扉の先

俯く背中を想って少し泣いた


貴方の好物作って待ってるよ

奮発して店一番のお酒も用意しておくから

だから少し早く帰ってきて

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― 新着の感想 ―
[一言] この詩はなんて可愛らしいというか。 愛がたくさんつまっている気がして。 それでいて、素直に弱音を吐けない頑張る人たちへのエールにも思えてきて。 そう思って読み返すと、ちょっと味わいが変わって…
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