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第4話 ”サモナー”

ーー白銀の翼を大きく広げ、

時速140キロ程で進むアイリス。



「うおおおおおお!!!はいやいくいて、くいちいがあああ

まいるいでいえいえいえい、ジェイエいっとこーうおーいスターアウアみいあうたい!!!!!」


もはや何を言ってるか分からない。

時速140キロの上空の風に口を持って行かれているリクだが、

ものすごく興奮してこう言っている。

「うおおおおおおお!!!早くて口がああああああ!!!!

まるでジェットコースターみたい!!!!!!」と。


そうこうしているとアイリスは地上に降りた。


リク「ここはどこだ?」


アイリス「ここは国境の山を挟んで直ぐ隣の国、アクネ共和国。」

リク「ニキビの原因?」

アイリス「違う。ここはアニマと人が共存を望む唯一の国だ。」


そう言われるとリクは目の前の街を見渡した。


「本当だ。見たことない生物と人々が笑って日常って感じ。

ニキビのある人もいない!」


アイリスはそんなリクの小ボケをスルーしながらも、続けて話した。

「外の世界では今我々アニマの脅威が大きく動き始めている。

そのリングを持ち、僕と繋がった君の力が必要だ。

だが、君はまだ何も知らないし弱い。

僕は強いが、君は他にもアニマをパートナーとし、

前線で戦えるサモナーとなって欲しい。」


なんかアイリスがいっぱい話し出して疑問のオンパレードがまた再開しているリク。

「ちょちょ待ってよ、リングとか俺の力とか、サモナーってなんだよ!!

それにアニマに対する脅威って?」


アイリスは少し呆れながらも答えた。

「リクの力はリク自身で気づき、感じるしかない。

サモナーは、アニマと共に戦う人のことを指す。

この国はアニマとパートナーシップを結んでおり、君が成長するにはもってこいの場所だ。

アニマの封印に必要なリングもいろんな種類が売られ、アニマについても沢山知ることができる。

こうして普通に話してはいるが、アニマと会話できるのも今は君だけだ。」


そう言ってアイリスは光り輝き、リングの中へと戻っていった。


「…おいおい、会話の情報量多すぎてよくわかんねえんだけど…」

そうぼやきながらもリクは目の前の街へ歩いた。

とりあえず頭を使いすぎてチョコが食べたくなり探し求めた。


目の前にはフリーマーケットのような光景が広がっており

タイミングよくチョコを見つけた。


「いらっしゃい!チョコをちょこっとだけ!なんちって!」


なんかチョコ見にきたら変なおっさんの店主に絡まれた。

リクはしかめっつらで

「…ああ、はい、チョコください…」

といいチョコを購入すると、


「おいあんちゃん、そのリングもしかして、サモナーか?」


店主はそう言うと引き出しからリングを取り出し、

そのリングをまるでYouTuberの商品紹介のように目の前にかざし、光出す。

そして、自分のアニマを繰り出してきた!!

実態があるのかないのか分からないアニマ”ミエーヌ”


おいおいなんだこの◯ケモンバトルみたいなバトルの始まり方…

なんて思いながらも、見様見真似でリングをYouTuberの商品紹介みたいにかざしてみた。



すると出てきたのはルーナ!!


「ルーナ!?!?どうなってんだこりゃ…」


何が何だかよく分からないが、ルーナはミエーヌの攻撃を交わしまくって交わされまくって

いつの間にか勝ったよ…。



「ぐぬぬ、君やるなあ。サモナーの協会の人間か?」

バトルを終えた店主がいきなり聞いてきた。


「いや、俺もよく分かってなくて…協会ってなんすか?」


ーーキャー!!

マーケットの奥の方から叫び声が聞こえて

リクと店主は話の途中で急いで駆けつけた。

そこには黒ずくめの男と、男に手錠で拘束される女性がいた。

リク「おいおいちょっとやめなよそれは…」



黒づくめの男はそう言われてリクと店主を見る。

指にはリング。

???「ん?お前ら、サモナーか。この女といい悪い人間ばかりだなここは…」



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