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第2話「羽ばたく運命、白銀のアニマ」

ーー少年は目を疑った。

目の前に舞い降りてきたのは、

羽音も聞こえないほど静かな一匹の白銀の羽を持つアニマだ。


「アニマ…なんだよな?」


少年は驚きすぎてもう少年じゃなかったらぎっくり腰なってるくらい腰抜かしてる。

そんなことを気にする様子もなく、優雅に羽を広げている。

羽の先端はキラキラと光を反射し、まるで夜空の星でも舞い降りてきてるみたいだ。


……


「…なんか試されてる?」


少年は少し不安になりながらも再度話しかけた。

「え、名前とかあるん…?」


するとアニマは一度だけ目を細め、意味ありげに少年を見つめ返してきた。

「僕の名前は”アイリス”。」

アニマは答えた。


「アイリスか、もしかしてこれ夢じゃなくて

アイリスが助けてくれた感じ?」

少年はビビりながら聞いた。


アイリスは静かにうなづいた。


「マジか、それはありがとう…でもなんでどうやってここに…?」

アイリスはそのまま、羽を大きく広げたまま、再び優雅に答えた。



「君がその力を持っているから。」


少年は目をまんまるに頭の中は超絶ピュアホワイト。


……

「え、なになにその力って色々話繋がってないんだけど、

なんで!どうやって!ここに現れたのかってことを聞きたいんだけど、

その力って何!!もう頭の中で聞きたいことのオンパレードっていうパレードが開かれてるよ…」

少年は分かりやすく困惑した。


アイリスはそれを無視して、羽を降ろし、地面にそっと着地し、口を開いた。

「君が持ってるリング、それが僕を呼び寄せたんだよ。」

少年は急いで自分の手元を見つめた。確かに、あの「リング」が握られている。



「このリングが?」

少年はリングをじっと見つめる。

アイリスはその様子を見守っているだけだ。


少しするとアイリスは続けてこう言った。

「そのリングはアニマの運命を左右する。

アニマを制御する力がそのリングにはある。

そして、それを持っているということは僕と共に戦うことになる。」



少年は頭の中がパレードからフェスティバルに進化していた。

「うんうんうんうん、ちょいまちね。いきなり出てきて

すごいこと言っててどゆこと状態だよ。」

と冷静にニッコリした。


するとリングが光り出した!


「おいおいなんだなんだ…」

そう少年は焦っていると光っていたリングに

”Airis"と刻まれた。



そしてアイリスはリングの中に包まれて目の前からはいなくなった。


「ちょ待って、結局色々理解してないまま行っちゃったんだけど

とりあえずなんか俺がゲットしたみたいな感じで大丈夫そう?

どうやってだすん?アニメとかでこういう展開の時ってもっとこう色々教えるくない?

こういう展開あり…?」

こうして少年は何も理解できないまま、ただなんかアニマをゲットしたっぽいけどどういうこと?

という状態に陥りお腹が空いたので家に帰った。



ーーゴソゴソ…



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