第九話 怪しい男
テレビのニュースが街中でやっている。
アナウンサー「一部の人間が突然もがき苦しみ息絶える事件が起きています。原因は未だ不明で、警察が調査にあっています。」
休日になった。
優達は再び寺に向かう。すると道先で、高身長で帽子とコートを着用している一人の怪しい男が話かけてきた。
怪しい男「あの~突然すいません。ちょっといいですか?」
優「はい....何です?」
怪しい男「君達は、今の人間が人間だと感るかね?」
優「ん??(何言ってるんだこの人....。)」
怪しい男「私は今の人間は、”動物”だと思っている。何故同じ”種族”なのに”格差”を付けたがる?何故”否定”しあう?私はこの光景を動物達が縄張り争いをしているようにしか見えない。私は思った....人間はまだ人間になっていないと。私は皆が笑って過ごせる格差のない世界が好きだ。君達もそうは思わんかね?」
優「ご、ごめんなさい。ちょっと何言ってるかよく....。」
怪しい男が優達を見つめる。
怪しい男「それもそっか、君達はまだ高校生だもんね。すまないね、時間を奪ってしまって。ではまた何処で。」
怪しい男が去っていく。
だが優は引き留めた。
優「あの!ちょっと待ってください!」
怪しい男「うん?何だい?」
優「あの名前は....?」
怪しい男「あっ、名乗ってなかったねすまない。私は”班目富男”じゃこれで。」
そう言って班目は去って行った。
優「あっ、ちょっと....。」
班目が歩きながら少しニヤリと笑う。
班目「雨宮....優か....。」
正哉「な、何だったんだ一体?」
優「さあな....とりま、寺に向かうぞ。」
優達は寺に向かった。
優達が寺の中に入る。
優達「失礼します。」
神守「お~ようやく来たか。では早速チーム”カルマ”の本拠地に向かうとするかの。」
正哉が優に小さな声で話かける。
正哉「おい、あの班目とか言う奴の事言わなくていいのか?」
優「あぁ、それは後から話そうと思う。」
神守「よし、では早速ワシに着いてくるんじゃあ!!」
神守が物凄いスピードで走った。
優「それ!前も思ったけど、一体どうなってんの~~~~!!」
正哉「うん、あれは死ぬまで元気だわ。」
優達は無事神守に着いて行けた。
優「ぜはぁ、ぜはぁ。」
神守「到着じゃ。」
そこはただの空き家だった。
正哉「ぜはぁ、え?空き家?」
神守「お~い!連れて来たぞ!」
するとドアから一人の男性が出て来た。
男性「おっ!お待ちしておりました。どうぞ、中に。」
そう言ってもらい優達は家の中に入った。
家の中は意外と綺麗で他の人もいた。
男の子「おお!新入りか?」
男性「ま、そんな所だ。さ、座ってください。」
優達はそう言われて座布団の上に座った。
男性「さ~て、自己紹介を始めます。俺はここチーム”カルマ”のリーダーをしている。”影川汰助”です。よろしくお願いします。」
こっから始まっていくよ~