第七話 ホワイトノイズ四天王
ホワイトノイズ四天王メンバー
伊達久遠 B級
常にタバコを吸っている。身長が高い男性。
不可思議雲母 B級
金髪のギャル。名前がコンプレックスの女性。
苦死撫子 A級
顔に包帯を巻いており、表情が暗い女性。
道崎烏 A級
特徴的な髪をしている。自分の意見が絶対のプライドが高い男性。
ホワイトノイズ四天王達の会議室。
会議室には伊達、雲母が来ている。
伊達「んだよ、まだテメェしか来てねぇのかよキャピキャピ女。」
雲母「嫌だな~!伊達君!いい加減その呼び方止めてよ~愛称はキラリンでしょ?^^」
伊達「それだよ。そのムカつく声と顔と表情、全てが嫌いだ。」
苦死「遅れてすいません....あれ....まだ烏さんはいないんですね....。」
伊達「あの烏、名前の通りゴミでも漁ってんだろ。」
烏「誰が、ゴミでも漁ってるですって?」
伊達「げっ....もう来てんのかよ。」
烏「伊達さん。貴方をここで消してもいいんですよ?」
伊達「へっ!殺れるもんなら殺ってみろや!ブチ殺せ!”盧鬼”!」
伊達が烏に風圧のパンチを飛ばす。
しかし。
烏「あ~いい風だ~丁度扇風機が欲しかったんですよね。それに何ですか?このおまけ程度の痒みは?」
伊達「ガキが!」
その時烏が凄まじい殺気を放つ。
伊達が怯む。
烏「いいですか?伊達さん。私が絶対なんです。私が最強なんです。」
伊達「そのセリフ、”ボス”にも言えんのかよ。」
烏「もちろんですよ。いくら”ボス”と言えど所詮は”人間”同じ種族なんですから。」
烏が凄い目つきで伊達を怯ませる。
伊達が腰を抜かす。
烏「伊達さん。貴方が"弱い"から一方的にいたぶられてるように見えるんです。」
雲母「まあまあ!二人共落ちついて!四天王としての”自覚”を持たないと!」
烏「はぁ、雲母さん。貴方ギャルですよね。ギャルなのに”自覚”などという真面目な言葉使わないでくださいよ。それキャラ崩壊ですよ。」
雲母の目の色が変わる。
雲母「だから、そのギャルだからって言う偏見やめろよ。」
烏「何です?私と戦いますか?」
雲母「その喧嘩、買ってやるよ。」
苦死「あっ、あの....ちょっと落ち着いてください....。」
???「沈まれ。騒がしい。」
上から聞こえ。声が加工されている。
雲母「....っは!この声!ボ、ボス!」
烏「はぁ、邪魔が入りましたね。」
ボス「烏、お前の態度には深く絶望している。私が殺処分しても構わないか?」
烏「おぉ!それは光栄です。ボス直々に相手をしてくれるなんて!それにその加工された声、心底気持ち悪い。大体何故我々に正体を隠すのですか?」
ボス「お前に言う意味などない。」
烏「そうですか。でもどうやって私を倒すのです?」
その瞬間。烏の顔に切り傷がついた。
烏の顔の半分が血塗れだ。
四天王達が驚く。
「!?」
ボス「どうした?まさか私がこの状況でお前にダメージを与えれぬと思ったか?」
烏「くっっそが....。」
ボス「いいか。お前達はこの魂京都を占領する事が目的だ。くだらない仲間争いは幼稚園でやっていろ。私はこれで戻る。ではまた。」
ボスの声が消えた。
とても気まずい空気だ。
烏「はぁぁ、仕方ありませんね。では”自覚”を持って真面目に作戦会議でもしますか。」
敵の会議シーンっていいよね。