第六話 異能力者の階級
優「うおおお!階級制度!そういうの大好きなんだよな。」
正哉「男なら一度は憧れる奴な。」
神守「うむ、まず階級にはD級、C級、B級、A級、S級の五つに割り振られている。
D級→平均以下の強さ。(例:餓鬼使いの男子達)
C級→平均レベルの強さ。
B級→平均以上でかなりの実力者。
A級→とても強く異能力の達人。
S級→日本全国でごく少数。異次元の強さ。
とまあ、ざっくりこんな感じじゃ。」
優「ほ~なるほど。じゃあ、俺達はどれぐらいの強さなんだ?」
神守「ん~そうじゃの~お主らまとめてC級上位ぐらいかの~」
優「へ〜そうなんだ、でもあの四天王の伊達とか言う奴一方的にボコれたけどな。」
神守「な〜にアヤツは本気じゃないわい。あの性格じゃ、恐らく戦いを楽しむ為に手を抜いて戦っておったんじゃろ。」
優「手を抜いてたって….ムカつく奴だなぁ!!」
神守「ちなみにワシはS級じゃよ~♪」
正哉「聞いてないですよ。」
優「S級....ってS級!?まじか!?」
神守「じゃが、ワシが今お主らにしている評価はあくまでワシから見たに過ぎない。だから!お主らにはこれから異能特別チーム"カルマ”に入ってもらいたい。」
優「異能特別チーム?カルマ?」
神守「簡単に説明すれば”カルマ”は異能犯罪組織”ホワイトノイズ”と敵対しているチームじゃ。ここに入り共にホワイトノイズ壊滅に協力してほしい。あの伊達との戦いを見て確信した。お主達なら成長し、奴らに勝てると。」
正哉「なるほど....優どうする?」
優「どうするも何も決まってんだろ!あんなクソみてえな連中野放しにしてらんねぇだろ!」
神守「答えは決まったかな?」
優「ああ、即決だ。そのチームに入ろうじゃねぇか!」
正哉「優がそう言うなら俺も。」
優達の決意は固まった。
神守「一つ言い忘れていた。ワシは”カルマ”の関係者ではないぞ。」
優達の顔が固まる。
「え?」
優「え~!?アンタそれでそんな説明してたの!?」
神守「はっはっはっは、まあワシはカルマ関係者と言うより、カルマの案内役のようなもんじゃ。」
優「案内役....?でも何で?アンタ強そうだし。」
神守「ワシはカルマからも入団してほしいとよく頼まれるが、年の関係もあるしいつ動けなくなるか分からん。それにこんな老いぼれよりもお主らのような若者に任せた方が心強いじゃろ。だからワシが強いと判断したお主らに是非協力お願いしたいって言う訳じゃ。後入ったらいろいろめんどくさそうだし。」
優「入らない理由絶対それだろ........まぁでもよく分かった!連れていってくれよ”カルマ”に。もちろんお前も来るよな?」
正哉「ったく、さっき言っただろ、お前が入るなら俺も入るって。人の話を聞け!」
神守「うむ。了解じゃ。じゃが今はもう遅い。また後日....休日ぐらいにここに来てくれ。」
優「そっか、ここまで結構長く感じたけど、まだ一日も経ってないな。」
そう言って寺を出る。
優達「今日はありがとうございました。」
神守は手を振った。
____一方その頃ホワイトノイズ四天王達____
階級制度は色んな作品を読んでいても中二心くすぐるよね。