第四十四話 不可思議雲母の本性
__現状西門メンバー__
小野正哉 B級
凪相馬 B級
黒川らいは B級
白疾風 A級
__西門にいるホワイトノイズ四天王__
不可思議雲母 B級
金髪のギャル。名前がコンプレックスの女性。
白疾風「人質か。」
正哉「なんて卑劣な能力だ....。」
雲母「あははッ!♥勝手に言ってろつーの!♥」
らいは「こんな奴一体どうすれば....。」
すると。
凪「キラリン~!!♥」
雲母「ッ!?」
洗脳された凪が雲母に抱きついてた。
白疾風「うわ....。」
正哉「先....輩....。」
らいは「*^^*」
雲母「嫌だ!何よ!気持ち悪い!!」
凪「キラリン愛してる~♥」
コツン
凪「ん?」
白疾風「?」
正哉「?」
らいは「?」
凪「すー↑勘違いか?なんかキラリンの股関に棒みてぇのが付いて....。」
正哉「なっ!?」
らいは「それってつまり....。」
白疾風「........」
雲母「”は”い”死”刑”」
凪「え?」
雲母が凪を殴った。
”ミ”シ”ミ”シ”
とても鈍い音がなり凪が飛ばされた。
正哉「先輩!!」
白疾風「動かない方がいい、何か”変”だ。」
雲母が立ち上がる。
雲母「オイ、コラァ....オイッ!ゴルァァァァ!!!!テメェらこれどう落とし前付けるんじゃワレィ!!??」
雲母がハートのシャボン玉を解除し、周りの人間は倒れた。
雲母「”魂術”」
雲母の周りに凄まじい力が集まり雲母の体が段々とごつくなる。
雲母「”陰夢”」
【不可思議雲母の魂術、”陰夢”は”陽夢”と正反対となり体がごつくなり、基本物理が主流となる。言わば”雲母本来の姿” 雲母本来の階級はA級】
雲母の声が急にのぶとくなった。
雲母「テメェら....俺のコンプレックスを....許さねぇ....許さねぇぞ餓鬼ィ!!」
正哉「魂術だと....。」
らいは「負けられない!」
白疾風「来るよ、構えて。」
雲母が腕を伸ばす。
雲母「”真夏の夜の淫夢”」
雲母の手から熱が放出される。
正哉「熱気が…!?」
らいは「ッ!?これは....見切れない!!」
白疾風「狩るぞ、”音速の幻影”」
【白疾風の異能力、”音速の幻影”は自身の速さがとても速くなり、彼の繰り出す手刀はどんな剣よりも斬れる。】
白疾風が正哉、らいはを抱えて避難させた。
らいは「ありがとうございます。」
正哉「た、助かった。」
雲母「俺は、今まで散々嫌われた。ピンク色が好きで、裁縫が好きで、可愛い物も好き....なのに周りから気持ち悪がられて....”男”の癖に....”男”の癖にって....。名前も『女みたいw』と馬鹿にされる始末....。じゃあ”女”になればいい。そうすれば誰にも気持ち悪がられない。わざわざ自分の姿だけでなく、階級も偽った。そうすれば弱い者を守りたがる人間が居ると信じて....だが、今その禁が見破られた....。よってここにいる奴”全員死刑”。」
雲母がらいはを襲う。
らいはの異能力、”海の湯煙”で攻撃の見切りに成功。
雲母「テメェいい”面”だな。さぞ周りからチヤホヤされるんだろうなぁ!!」
らいは「そんな事ない!!”女の価値”は”顔”じゃない!!性格が”良い”か”悪い”かよ!!」
らいはが雲母の腕をはじいた。
らいは「(女の私がこれ言うのちょっと恥ずかしいな。)」
らいはの顔が少し赤くなっていた。
正哉と白疾風がすかさず攻撃に入った。
”キ”イ”ン”!
白疾風「僕も同感だね。」
正哉「その通り!!”顔”が全てじゃねぇ!!」
雲母「ゴミ共が…。」
雲母が正哉と白疾風を薙ぎ払った。
正哉「クソッ!」
白疾風「チッ!なんて耐久力だ。」
雲母「掛かって”恋殺”ッ!!喧嘩上等ッ!!!!」
雲母「いい世....来いよ。」
この展開をずっと書きたかったんです。