第四話 覚醒
優「絶対に絶対に絶対に........”殺す”。」
優の目の色が変わり、場の雰囲気が少し重くなった。
優の周りに”力”が集まり頭の中に声が響く。
???「さあ、手を取れ。」
優「宿せ。”神威”」
【雨宮優の異能力、”神威”その能力は神威の力を優に憑依させて攻撃する。優の全身のステータスが大幅に上がる。】
伊達が怯む。
伊達「オイオイ、何なんだよそれは....。」
優「”雷煌”」
優が雷を纏い、物凄いスピードで伊達を追い詰める。
伊達「ははっ....なんだよテメェ....バケモンか?」
優「終わりだ。」
優が腕を伸ばした瞬間一人の老人が近づいて来て、優の腕を掴む。
老人「もうそこまでにせんか?」
優「なんだよアンタ。」
伊達「るっせぇジジイだな!今ボルテージ上がってんだよ、邪魔すんなぁ!」
伊達が老人に風圧の拳を振るう。
すると老人は風圧を華麗によけ、素手で止めた。
周りの度肝も抜く。
「!?」
老人「年寄りをいたわらん奴は、痛い目を見るぞ。」
その瞬間伊達が吹っ飛び路地裏のゴミ袋の塊に激突した。
伊達「”あ”ぁ”!?」
優「すっ....すっげぇ。」
老人「お主、そこの少年を担いで走れ、ワシについて来い。」
優「え....いや急に走れって言われても....それにアンタ....。」
その瞬間に老人が勢い良く走りだした。
優「お、おじいちゃん!?!? あ~もう良く分かんねぇ!」
優は言われた通りに正哉を担ぎ老人について行った。
伊達「クソが....。」
周りの市民「あれよく見たらホワイトノイズの伊達じゃないか!?」
周りがざわつき始める。
伊達「ったく、めんどくせぇ世の中だなぁ!」
伊達は走って路地裏に逃げて行った。
主人公の覚醒シーンは印象強く書きたかったので....。