第三話 四天王の一人
伊達久遠
ホワイトノイズの四天王。
伊達「俺は....ホワイトノイズ”四天王”伊達久遠だ!」
優「し、四天王?....。」
正哉が追い払った男子達が走って来た。
男子A「伊達さん、アイツっすよ。クソ強え奴。」
男子B「俺らの敵取ってくだせぃ!」
伊達がすかさず答える。
伊達「”ああん?”誰がテメェらなんかの敵取っかよお....俺はただ強え奴と戦いたいだけだ!ごちゃごちゃ言うならまずテメェらから殺っちまうぞ?」
男子達「ひぃぃぃぃ!引っ込んでますううううう!!」
男子達が路地裏に逃げて行った。
伊達「強え奴、さっきの反応速度で分かる。テメェだな。」
正哉の事だ。
正哉「な、なんだよ....四天王....。」
伊達「四天王....やっぱいい響きだな。最初は古臭くて嫌いだったけど、こうして呼ばれると悪くねぇ。」
優が伊達の肩を叩いた。
優「オイオイ、俺は仲間外れかよ。」
正哉「おい優!?」
伊達の表情が変わる。
伊達「オイガキ、誰の許可で俺に触れてんだコラァ!?!?」
凄まじい殺気だ。
伊達「ブチ殺せ!”盧鬼”!」
【伊達久遠の異能力、”盧鬼” 伊達が殴ると同時に凄まじい風圧を飛ばす。この風に当たった所が1分間皮膚が痒くなる。】
正哉が素早く優を守る。
正哉「貫け!”大刀武流”!」
盧鬼と大刀武流がぶつかり合う。
伊達「ひゅ~♪やっぱお前、強いなぁ!W」
正哉「クッッ!!」
伊達の方が一方的に押している。
しかし、ここで正哉が仕掛ける。
正哉「うおおおおおお!!”天下無双の剣”!」
だが。
伊達「スキだらけだ。」
正哉「なっ!?」
伊達「”意地悪箱”」
正哉「っ!?」
正哉はその途端に腹の内側から痒みを感じた。
伊達は正哉がひるんだそのスキを突いた。
伊達「”死の行進”」
強烈な風圧が正哉の脳天に当たった。
正哉「”カ”ハ”ッ”!?」
”死の行進”を受けた瞬間、正哉が失神した。
周りの市民の視線が優達に集まってくる。
市民「お、おい。あれヤバくねぇか?」
優がその光景を見ている。
優「お、おい。正哉?....。」
伊達「お前は強かった....。ただ、”経験”がなかった。」
優「伊達とか言ったか?」
伊達「あ?なんだモブ?」
優「絶対に絶対に絶対に........”殺す”。」
優の目の色が変わり、場の雰囲気が少し重くなった。
序盤から四天王出てくる時点で....ね....。