東京の水
掲載日:2021/09/21
東京の水は不味いという
それは、田舎の澄み渡った鮮度の高い水の味を知っているからだ
知らなかったら、そうは思わない
思うはずもない
感謝しかないはず
東京の水は不味いという
良いところだけを抽出しようなどと考えるな
物事には、必ず、粗が悪い側面も引っ付いてくる
それでも都会で水を飲める、飲んだ、という事実を、最大限大切にしていきたい
東京の水は不味いという
他に見つめ直す、ゆっくりと時間をかけて、向き合っていかなければならない問題はないか?
それでもやはり気になってしまうなら、その時はその時
東京の水は不味いという
その水で傷口を洗い、または料理をし、食し、活力を宿して、また、衛生を保ち、体を温め、癒しを施す
不味いなどと、誰が、何に向かって、天高く言えよう?
不毛な批評、余計なお世話
東京の水は不味いという
だから生命維持の基盤である水分補給に、美味いも不味いもない
謂わばそれは、覚悟だ
この地で根を生やし、生活していこう、いきたいという、覚悟の水、覚悟の味だ
渇いた、、水を、、水が、、渇く、、、、、あぁ
生きている限り潤うことはない
あるとすれば、それは傲慢だ
欲しすぎるのも、同じく
東京の水は不味いという
そういえばそんなセリフ、最近、全く聞かなくなってしまった
そんなことを考えているのは、もう、、




