表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/107

【第二章】第十一部分

次の日、日吉はビタミン不足なのか、朝からひどく不機嫌だった。

「どうしたの、何か悪いものでも誰かに食べさせた?」

「食べた方がおかしくなるやろが!もうええわ。何でもないんやから。」

日吉は意外にも、光秀奈が元気に帰ってきたことにイラついていたのである。麻酔を使ったが副作用もないように見えることが、苛立ちに拍車をかけていた。

しかし、それ以上に日吉を苛つかせていたことが他にあった。

「じゃあ、あたし、生徒会に行ってくるね。」

「どうしてウチは生徒会におらへんのや。芸人の風上にも置けない光秀奈でさえ、毎日生徒会の敷居を跨いで、股にかけて、マタニティーになってるいうのに。」

断じて、光秀奈はマタニティーになるような行為をしてはいない、念のため。


その頃、生徒会では、信子会長がメンバーを前にして大きな声を出していた。

偶然、光秀奈のスカートがめくれて、信永の視界に入ったからである。

信永はオカマモード状態では、まともな生徒会長言動はできていなかった。

「アタシたち、生徒会の人気を集めなければならないわよん。生徒にいろいろ指示することは可能だけど、生徒と気持ちをひとつにして走ることこそ、学校を繁栄させる道ですよん。」

冒頭から男子声をムリに低くしたオカマモード。

「キモい!やめて~!」

「仕方ないねえ。信子様に変えたばかりだけど、気持ち悪いのは、おねいさんも同じだからね。」

かつえが胸のサクランボほくろを見せると信永が復活した。オカマモードになった原因ほくろとは別のほくろが見えると、元に戻るらしい。

「人気を集めるためには、新たな役員を募集する必要がある。しかし生徒会入会には理事の推薦が必要、すなわち金持ちしかなれない。」 

「えっ?すると、あたしはどうして生徒会に入れたの?」

「それはおねいさんが回答するよ。織田石油グループ連結企業にゆかりのある者は大丈夫なのさ。入学だけでなく、生徒会への入会も優遇されてるんだよ。」

「そうなんだ。良かった、・・・のかな?」

「人気を集めるには、エンタメ関係者がいるといいんだがな。」

『チラッ。』

信永はなぜか光秀奈に視線を向けた。ノーマルモードの信永なのだが、微妙にオカマ的な視線であり、少々色っぽい。

それを見たかつえはわずかにムッとして、首を高くした。

「じゃあ、生徒会エンタメ役員を募集するよ、ポンポン。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ