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【第二章】第二部分

処理が終わらなくて泣き出す光秀奈。残念系の光秀奈はプレッシャーにも弱かった。

光秀奈は窓の外に目をやると、ますます悲しくなってきた。

「誰も助けてくれない。どんどん暗くなってる。もうこのまま殺されないうちに、死んでしまうのかなあ。」

殺されることと、死ぬということは別の概念である。

「あっ。こ、これは。」

悲壮感に完全支配されていた光秀奈に、黄金色の光が差した。

「この眩しさ。日吉だ、日吉が助けに来てくれたんだ!」

光秀奈は勇気百倍というのを初めて感じた。

「友達って、困った時に手を差し伸べてくれる、そういう存在なんだ。」

満面の笑みで、光秀奈は心を躍らせた。友達との心のつながりというものを初めて意識したのである。

「今は殺されるより、生徒会の仕事を助けて欲しい、生徒会長なんだから、何でもこなせるはずね。」

黄金の光が収束してきて、日吉の顔がクリアになってきた。思いのほか、仏頂面だった。

それもそのはず。入室してきたのは信永だった。

信永は何も言わず、光秀奈から書類の一枚を取って、患者椅子ではなく、生徒会長デスクについて、書類を見始めた。

「あたしのことに気づいてないのかな。」

信永は無言で、ひとつの書類を捌いた。

「もそっと、これへ。」

若い男子らしい通る声がした。

信永は悪人奉行の台詞を言った、のではなく、光秀奈が声色を使っただけである。

光秀奈は、信永のやり方を接近・密着して確認したのである。

『これならやれる!』光秀奈は要領を得て、書類にどんどん目を通していった。



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