【第一章】第十四部分
「若様。イヤよ、イヤよ、も、すきやの牛丼ですから、おいしいですよ。グサッ。」
「うぎやぁあ~!」
かつえは子供用の浣腸器を信永のアナルに挿入して、引き抜いた。
アナルに異物が入れば、次は文章表現をしてはいけない光景となるのが必然。
かつえは信永の面前で、即座に白衣を脱いだ。信永はかつえの膨らみかけた胸に目が留まった。無垢な少年に、つぼみはあまりにも刺激的過ぎた。右の乳首の横にあったものに信永は心を奪われた。
「あ、赤いほくろ~!」
幼児の信永はそれを目にしたまま卒倒した。
かつえが信永とお医者さんごっこをやるようになったのは、純粋に医者になりたいということとは、別の理由があった。
かつえの実家は、かつて、納入先の織田石油で、食中毒を起こしてしまった。当然にして、織田石油に不始末を問われたかつえの実家は、倒産寸前に追い込まれた。結局、織田石油に支援され、織田石油グループの一員として吸収されることとなった。織田石油は経営が悪化している企業を買収して傘下に収め、規模を拡大するという経営戦略を得意としていたのである。
企業吸収に伴い、かつえの親子は家を失い、信永の大きな屋敷に居候していたのである。その結果、かつえは、メイドとして屋敷で働いていた。
ある時、かつえが手伝いのためにキッチンに入ろうとしたら、食事の準備をしているメイドたちの会話がかつえの耳に入ってきた。ヒソヒソ話だったので、かつえは本能的にキッチンの手前でしゃがんだ。
「ここで下働きしてる、かつえって子供の親って、給食サービスをやってて、食中毒を起こして、ウチのグループに吸収されたって話じゃない?」
「うん、そう聞いてるよ。どうもその食中毒って、グループ首脳の指示で、どこからかウィルスを給食サービス業者に持ち込んだらしいよ。」
「ええっ!?」
「ちょっと、大きな声を出さないでよ。」
「ビックリしたぁ。でもウチのグループは事業拡大のためには、なんでもやるからね。汚い手を使うのに、なんのためらいもないからねえ。」
「そういうことだよね。それで私達の収入が確保できてるんだから、仕方ないかも。」
かつえの母親は、かなりの美人で評判であり、かつえはそれがうれしくてすこぶる自慢に思っていた。しかし、母親は、食中毒騒ぎですっかりやつれて、白髪が目立つ中年婦人になっていた。




