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神魔物語  作者: 抹茶J
第4章 火の精霊龍編
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第50話 温泉宿 1

新章スタート!

ダイン達はウエストリア帝都でアイン達と分かれた後、火の精霊龍の神殿にほど近い宿場町まで来ていた。火山が近い事もあり、温泉がわいており湯浴み客で賑わっていた。

ダイン『へぇ~。ここは賑やかだな。帝国の首都であんな騒ぎがあった後なのに。』

オーズ『ここは、温泉という不思議なお湯がわき出てるらしい。何でも万病にきくとか。美人になれるとか…。』

フローラ『へえ~…。』

ダイン『フローラも入ってきたらどうだ?』

フローラ『?何でよ。』

ダイン『美人になれるんだろ?』

フローラ『失礼ね。私は前から美少女よ。』

ダイン『自分で言うか?』

フローラ『何か、ご・ふ・ま・ん?』

ダイン『何でもございません。』

オーズ『痴話喧嘩はよせ。早いとこ宿を見つけるとしよう。』

ダイン『そうだな。』

フローラ『痴話喧嘩って…。もう…。』

すると一人の少年がダインとぶつかった。

ダイン『おっと…。』

少年『あぶねぇじゃねぇか!ちゃんと前みてえ歩けよ!おっさん!』

少年は走り去っていく。

ダイン『お、おっさん!』

オーズ『おっさんか…プッ。』

ダイン『おいなに笑ってんだよ!オーズ。』

フローラ『プププッ…。』

ダイン『フローラまで!ああそうですよ。俺はおっさんですよ。』

フローラ『まあ、拗ねない、拗ねない。』

ダイン『しかし、宿見つけないとな…。』

しばらく歩くと一軒の宿が見つかった。

店主『いらっしゃい!何名様で?』

ダイン『3人泊まれるか?』

店主『三名様ですね…。はい。大丈夫ですよ。一泊2食付きで金貨三枚です。』

ダイン『三枚だな。1人一枚の割り勘だな。』

ダインはポケットを探る。

ダイン『ん………?んん?あれ?』

フローラ『どうしたの?』

ダイン『財布が……ない。』

オーズ『は?』

ダイン『ま、まさかすられた?』

店主『お客さんも災難だねぇ…。この辺はスリが多いんだ。観光地だからね。』

オーズ『あの時当たってきた子供か…?』

ダイン『スマンここは立て替えといてくれ。あの子供を捜す。』

オーズ『分かった。』

店主『子供を捜すなら少しいったところに吹きだまりがある。おそらくそこの子供だろう。いってみな。』

ダイン『すまん。』

ダインは宿をでた。


~吹き溜まり~

ダインはしばらく歩くと路地裏を見つけ中に入っていった。そこは酔っぱらいが寝転がり、どこからか喧嘩の声が聞こえる様な所だった。

ダイン『何だか騒々しい所だな…。』

そんな中一人の酔っぱらいが声を掛けてきた。

酔っぱらい『何だぁ兄ちゃん何かこの辺に用事かあるのかぁ?ヒック。』

ダイン『一人の子供を捜してるんだが……。』

酔っぱらい『こどもぉ~?』

ダイン『ああ。財布をすられちまってな。』

酔っぱらい『ガハハハッ。兄ちゃん財布をとられちまったってぇ?兄ちゃんも間抜けだなあ。』

ダイン『間抜けで悪かったな。』

酔っぱらい『そう怒るなって。近くにガキどもを預かる孤児院があるからいってみろよ。そこのガキかもしれないぜ?』

ダイン『孤児院か…。すまんありがとよ。』

酔っぱらい『なあにいいってことよぉ』


~孤児院~

ダインは教えられたら孤児院に向かって歩き出した。しばらく歩くと二階建ての建物に薄汚れたドアが見えてきた。

ダイン『ここか…?』

?『兄ちゃんここに何のようだ?』

ダイン『!』

突然後ろから声をかけられる。振り返ると買い物袋を両手に持った一人の少年が立っていた。

?『ここは俺たちの縄張りだ。用がないならさっさとどっか行ってくれ。』

ダイン『嫌、一人の子供を捜してるんだが…。』

?『こどもぉ?』

ダイン『ああ。さっきスリにあってな…。ここの子供じゃないかって言う話でな。』

?『ふぅん。兄ちゃんも間抜けだね。』

ダイン『間抜けで悪かったな…。』

?『で、兄ちゃんはどうするんだい?犯人を見つけるのかい?』

ダイン『ああ。俺の全財産が入ってるからな…。返してもらわないとな。』

?『ふぅん。とりあえず中に入りなよ。邪魔だからさ。』

ダイン『あ、ああ。ス、スマン。』

ダインはドア開けて少年を中に通す。中をみると子供たちで一杯だった。

子供『あっ!トッシュ兄ちゃんだ~!お帰り!』

ダインと居合わせた少年はトッシュと呼ばれた。


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