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神魔物語  作者: 抹茶J
第3章闘技大会編
35/37

ヘイの章 九龍団(クーロンだん)退治

読み切り、ヘイのお話

抹茶jオリジナルが含まれます。

次話から新章です

ダイン達と別れて3日がたった。ヘイの住む倭仔山(わこざんまで後2日位となっていた。街道を倭仔山(わこざんへ向かっていたヘイは、その日の宿を取るため宿場町に立ち寄った。

~宿場町酒場~

ヘイは酒場にはいるとそこは、カウンターと複数人が囲って食事が出来るようになったテーブル席が用意されている。ヘイは奥のカウンター席に座った。

ヘイ『おい、親父。』

親父『いらっしゃい!何か飲むかい?』

ヘイ『そうだな……。倭仔酒(わこしゅはあるかい?』

親父『倭仔酒(わこしゅね…。ああ、あるよ!待ってな。』

ヘイ『しかしこの宿場町もガラガラだな。今早い時間って訳でもないだろ?』

親父『ああ…。最近何かと物騒何でね。…。ほら三日前に帝国の帝都がモンスターの大群に襲われただろう?あんな事もあったし、またこの辺でも妙な連中がうろついてるらしくてな。ほらよ、倭仔酒(わこしゅだ。』

ヘイ『妙な連中?』

親父『何でもこの街道をまっすぐ進んだ先に、砦を作って旅人を襲ったり、旅人から通行料を払わせたりやりたい放題らしい。』

ヘイ『ふ~ん…。』

ヘイは倭仔酒(わこしゅを一口飲む。

親父『何でもそいつ等、皆ハゲらしい。』

ヘイ『ブーーーッ!』

ついついヘイは倭仔酒(わこしゅを吹き出してしまった。

親父『お客さん、大丈夫かい?』

ヘイ『ス、スマン。ここから街道沿いに真っ直ぐだな。』

親父『あ、ああ。どうするつもりだい?』

ヘイ『俺もそっちに用事がある。行ってみるよ。』

親父『そうか……。無理するなよ。』

ヘイ『ああ。』

その次の日ヘイは街道沿いを砦があるという方向へ向かっていた。


~砦~

ヘイ『また、九龍団(クーロンだんが悪さしてるのか…。懲りん奴らだ』

暫く街道を歩いていると何かの建物が見えてきた。

ヘイ『あれか?』

そこには矢倉と木製の門が設置されており複数人がうろうろしていた。

ヘイ『門に二人、矢倉に二人か。』

ヘイ堂々と歩いていく。

九龍団(クーロンだん『止まれ!ここを通りたきゃ、金おいてきな!』

ヘイ『………。』

ヘイは黙って進み門の前で立ち止まる。

九龍団『どうするつもりだ?金おいてかなきゃ、門は開けられないぜ?』

ヘイ『……。』

無言で手を門に当てる。

そして……。

ヘイ『ハッ!』

気合一閃門は粉々になった。

九龍団『な、何だと~!』

ヘイ『まだこんな悪さをしてるのか…。懲りん奴らだ。』

九龍団『あ~!こいつはヘイ!よくも三龍様を!』

ヘイ『俺のことを知ってる奴がいるみたいだな。みんなまとめて退治してやる!かかってこい!』

九龍団『皆ヘイが現れたぜ!やっちまえ!』

九龍団の連中が次々と出てくる…。

ヘイ『ざっと50人位か。いいぜ。かかってこい!』

九龍団『なめるなよ!かかれー!』

かくして九龍団との戦闘が始まった。九龍団は一人一人が弱くヘイの敵ではなかったが数が多くその分手こずる。

そして……。戦闘から一時間ほどたった。

ヘイ『これで終わりだ!』

九龍団『ぐはっ』

九龍団の最後の1人にヘイの回し蹴りが決まる。そして九龍団の最後の一人が倒れた。

しかしヘイはまだ戦闘体制を解かない。

ヘイ『そこにいるのは、分かってるんだぜ。出て来いよ。』

三龍(さんろん『おや、見つかってしまいましたか。』

物陰から三龍が現れる。

ヘイ『なにしにきた?』

三龍『あなたと戦う気はないですよ。私は九龍団(クーロンだんを抜けました。』

ヘイ『なに?』

三龍『あなたに一つだけ忠告をしてあげようと思いましてね。』

ヘイ『忠告?』

三龍『ええ。あなたは今回の件で九龍団の幹部たちに完全に目を付けられました。』

ヘイ『……。』

三龍『五から上のナンバーズに気をつけることです。』

ヘイ『……。』

三龍『あの五人は強さの次元が違う。』

ヘイ『お前は大丈夫なのか?』

三龍『私も九龍団の手の届かないところへ高飛びしますよ。貴方も九龍団とやり合う気なら気をつけることです。』

ヘイ『……。』

三龍『では私はこれで…。』

ヘイ『まてっ!』

三龍『?』

ヘイ『二度と俺の前に姿を見せるな。』

三龍『ええ。そのつもりです。ではさらばです。』

三龍はすっと姿を消した。

ヘイ『五から上のナンバーズか…。』


~宿場町酒場~

親父『おお!兄ちゃんやったな!』

ヘイ『ああ。』

親父『あんたのおかげでこの宿場町に活気が戻ってきそうだ。ありがとな。』

ヘイ『礼はいらないさ。』

親父『礼はいらないが酒はいるだろ?今夜は俺のおごりだたっぷり飲んでってくれ。』

ヘイ『有り難う。それから倭仔酒(わこしゅを一瓶買っていきたいんだが。』

親父『ああいいぜ!』

ヘイ『爺の土産になる。』

親父『なんだ里帰りか?』

ヘイ『まあ、そんなとこだ。』

親父『だったら特別な倭仔酒(わこしゅをわたしてやりな。五十年ものの特性酒だ。』

ヘイ『ありがとよ。』

親父『またこの辺に来ることがあったらよってくれ。』

ヘイ『ああ。そうさせてもらう。』

ヘイは一夜をその宿場町で過ごした。

そしてそれから2日後……。

ヘイは倭仔山(わこざんにたどり着いた。

ヘイ『懐かしいな。色々あったからな…。さぁてさっさっさと登か。師匠がうるさいしな。』

ヘイは倭仔山(わこざんを登っていった。

ヘイと九龍団の激闘が繰り広げられるのはまた別のお話。

ヘイは倭仔山(わこざんで修行の毎日を送るのであった。

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