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神魔物語  作者: 抹茶J
第3章闘技大会編
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第37話 決勝トーナメント

闘技大会が始まって数日がたち、ダイン達は順調に予選を勝ち抜いていよいよ決勝トーナメントまで勝ち進んでいた。

決勝トーナメントA~Hブロックを勝ち抜いた8人で争う勝ち抜き戦になっている。その8人とは…。

実況者『さあいよいよ今年の闘技大会も決勝トーナメントととなりました!A~Hブロックを勝ち抜いた8人の猛者たちは……。

Aブロックより力の強さと抜群の剣の腕で数々の難敵を打ち倒したアヴァロン王国騎士団のダイン選手!彼の力と剣の腕は誰もが認める所でしょう。続いては、Bブロックよりは、我らがウエストリア帝国大将軍シュヴァルツ!圧倒的な強さで何と、平均試合時間はたったの三分と言う圧倒的な強さを誇っています!Cブロックからは傭兵のビルズ選手!此方もそつがない剣の腕と冷静な判断で此処まで勝ち上がって参りました!Dブロックからは三龍(さんろん選手!不思議な力の使い手で他の選手を全く寄せ付けず此処まで危なげなく快進撃を続けております!』

ヘイ『何だと、三龍だって!奴も参加していたのか…。』

ダイン『厄介なことになったな…。』

ヘイ『ああ…。』

実況者『Eブロックではダイン選手と同じくアヴァロン王国よりオーズ選手です!ダイン選手とは違い冷静沈着な立ち振る舞いとスピードと威力ある突きで此処まで勝ち上がっております!Fブロックからは謎の覆面選手!アヴァロン王国よりの出場としか分かっておりません!その強さは圧倒的な剣技で他を圧倒して此処、決勝トーナメントまで勝ち上がっております。Gブロックからは、メルス選手です!刀鍛冶の名工と名高いメルス選手がこの闘技大会にでております!そして最後Hブロックからは、拳法家、ヘイ選手です!リーチの短さなど微塵にも見せず圧倒的な突進力と鍛え上げられたら体から繰り出される格闘技で、他を寄せ付けず危なげなく快進撃を続けております!以上、今年のイーストリア帝国闘技大会はこの8名で優勝を賭けて争われます!』

オーズ『いよいよだな!』

ダイン『ああ。』

ヘイ『此処からは、ライバル同士だ。勝っても負けても恨みっこなしだぜ?』

ダイン『勿論だ!そっちも変な負け方をするなよ!』

ヘイ『その言葉そのままそっくり返すよ。決勝戦で会おう。』

ダイン『ああ!』

実況者『それでは、試合の抽選を行います。トーナメント参加者は中央までお集まりください!』

そして抽選が行われた!試合メンバーは……。

実況者『さあ決勝トーナメント第一回戦のメンバーが出そろいました!発表致します!一回戦第一試合!シュヴァルツ選手VSビルズ選手!第二試合!謎の覆面選手VSメルス選手!第三試合!三龍選手VSヘイ選手!第四試合!ダイン選手VSオーズ選手!』

ダイン・オーズ『!』

ダイン『まさか、一試合目でお前とはな!』

オーズ『手加減したら容赦しないぜ?国のことがあるとはいえ、同じライバルだからな当たるならお互いフェアで全力でやろう!』

ダイン『ああ。勿論だ!』

実況者『第一試合は一時間後に開始いたします!其れまでしばしお待ちください!』

闘技場控え室

フローラ『ダイン!』

ダイン『フローラか、どうした?』

フローラ『まさか初戦から潰し合いになるなんて…。大丈夫なのかなって。』

ダイン『オーズのことか?わはは。その事なら心配要らないさ。』

フローラ『そうなの?』

ダイン『俺たちは昔、故郷をこの帝国に滅ぼされた。その時、アイン団長に拾われたんだ。その時二人で決めたのさ。もし何かで2人戦うことになっても恨みっこなしの手加減なしってな。』

フローラ『……。』

ダイン『…。あいつとの約束だしな。』

フローラ『そうなのね…。』

ダイン『?どうした?』

フローラ『私って記憶がないでしょ?何だか2人の関係が羨ましいなって…。あはは。何だか可笑しいね。』

ダイン『そんなことはないさ。記憶が戻れば友との約束も思い出すさ。』

フローラ『……。』

ダイン『さてもうすぐ第一試合が始まるぜ。観客席へ行こうぜ。』

フローラ『そうね。』

ダインとフローラは観客席へと移動を始める。

フローラ『ダイン!』

ダイン『ん~?』

フローラ『有り難う。』

フローラは小声でダインに感謝の言葉を言った。

ダイン『なんかいったか~?』

フローラ『何でもないわよ!さ、行きましょ。』

闘技場観客席

ダインとフローラは早足で観客席へと向かった。観客席に入ると大歓声に包まれた。いよいよ第一試合が始まるところだった。

実況者『いよいよ第一試合が始まる時刻となりました!さあ選手の入場です!』

入場ゲートから二人の選手が入場してくる。ひとりはフルプレートメイル。もう一方は軽装の鎧を付けた短髪の男。片手にはダインと同じく両手剣を持っている。一方フルプレートメイルの方は……。

ダイン『シュヴァルツの武器が変わっている。』

オーズ『ああ。槍に変えたようだな…。』

ダイン『奴もここからは本腰を入れたようだな…。』

二人は中央まで進み互いに向かい合う。

審判『予選と同じく、卑怯な真似や殺しは御法度で、即失格です。どちらかが参ったと言うか、気絶したら終了となります!よろしいですね?』

互いがうなずく。

審判『それでは!決勝トーナメント第一試合、シュヴァルツ選手VSビルズ選手!試合はじめ!』

試合開始となった。しかし互いの位置から武器を構えたまま動かない。

ダイン『!これは……?』

ヘイ『お互いに気を練っているみたいだな…。恐らく、この試合は…。』

フローラ『なに?』

ダイン『ああ、一瞬で決まるな…。恐らく、先に動いた方が負ける。』

一時の静寂があたりを包む…。状況のわからない観客たちからヤジがとび始める。

それにしびれを切らしたのはビルズだった…!

シュヴァルツに向かって突進していく。対するシュヴァルツは、その場を動かず槍を構え直す。

ビルズ『俺がおまえに勝ち、最強の名を手に入れてやる!うおおっ!』

ビルズが剣を振り上げる!シュヴァルツは、槍をつきだし攻撃に転じる!

そして……。

倒れたのはビルズだった。

審判『ビルズ選手戦闘不能!よって勝者!シュヴァルツ選手!』

フローラ『いったいなにが起きたの?一瞬槍が光ったとしか?』

ヘイ『見えたか?今の?』

ダイン『あ、ああ。ビルズが件を振り上げた瞬間シュヴァルツの槍がビルズを襲った。』

フローラ『え?』

ダイン『それも一撃ではなく、複数回に…。』

ヘイ『八回だビルズに入ったのは…。』

フローラ『あの一瞬で!』

ヘイ『あ、ああ。』

オーズ『剣よりも凄まじいな……。』

フローラ『勝てる人なんているのかしら…。』

ダイン『勝ってみせるさ……。』

実況者『さあまもなく第二試合が始まります!第二試合は謎の覆面選手VSメルス選手!間もなく選手の入場です!』

第二試合が始まろうとしていた。

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