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神魔物語  作者: 抹茶J
第3章闘技大会編
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第28話 宿屋にて

ヘイ『ああ。奴こそが九龍団(くーろんだん)最高幹部龍神将の一人だ。』

ヘイはそう語った。

ダイン『そうか。奴に睨まれたと思ったら、何も出来なかった。』

ヘイ『奴の特殊能力さ。睨んだ相手を動けなくしたり、今みたいに、すぅっと姿を消すこともできる。』

オーズ『厄介だな…。』

ダイン『しかしよく俺たちが三龍と闘っていると分かったな。』

ヘイ『何となく、奴の気配を感じたんでな…。来て見たんだ。まあ、野生の感ってやつだ』

ダイン『ふ~ん…。野生の感ねえ…。』

フローラ『ダイン!あら。あなたはヘイ。』

と、そこにフローラが現れる。

ヘイ『どうも。』

ダイン『フローラ。ガスパー大臣は?』

フローラ『宿屋で休んでるわ。』

ダイン『そうか。俺達も行くか。』

オーズ『そうだな。』

ヘイ『行くのか?』

ダイン『ああ。あっそうそう、俺達も闘技大会に出ることになった。』

ヘイ『ほう。それは楽しみだな。面白い大会になりそうだ!』

ダイン『もし対戦するようなことになったら手加減無しだぜ。』

ヘイ『ああ。そっちもな。』

ダイン『じゃ、闘技大会で。』

ヘイ『ああ。』

ダインとヘイは互いに握手をして別れた。

ダイン『さあ宿屋へ行こうぜ。』

オーズ『そうだな。しかし今時期よくとれたな。』

フローラ『何とかね。選手優先で泊めてくれる宿屋なんてのもあるのよ。選手が2人いるって話たらすぐOK貰えたわ。』

オーズ『そうか。』

ダイン『早くいこうぜ。疲れちまった。』

フローラ『はいはい。では。ご案内しま~す。』

フローラの案内の下、二人は宿屋についた。ロビーは選手らしきお客でごった返していた。

ダイン『すごいな…。』

フローラ『闘技大会まで3日有るからね。まだまだ増えるそうよ。』

ダイン『あ~疲れた。部屋に行って飯にしようや。』

オーズ『ったく。お前は飯のことしか無いのかよ。』

ダイン『別にいいだろぉ?腹減ったんだからよぉ。』

フローラ『しょうがないわねぇ。こっちよ。』

フローラに案内され、部屋にいくダイン達。そこには先に宿にで待っていたガスパーがいた。

ガスパー『おお。無事であったか。心配したぞ。』

ダイン『心配をおかけしました。』

ダインたちはガスパーにことの成り行きを話した。

ガスパー『ふむ。九龍団(くーろんだん)か…。我が国では聞かぬ集団ではあるな。』

ダイン『はい。』

ガスパー『まあただの夜盗とかの類であろう。本国に一応連絡しておこう。』

ダイン『分かりました。ありがとうございます。』

フローラ『さて、落ち着いたことだし、今後のことも話したいし、食事にしましょ。』

オーズ『ああ。そうだな。俺も腹減った。』

ダイン『ふぅ~…。やっと飯だめしぃ~…。』

フローラ『ふふっ。食いしん坊ねぇ。』

ダイン『う、うるさい。それに腹減っては何とやらだ。』

フローラ『そう言う事にしておきましょうかねぇ。』

ダイン『な、なんだよ。もういくぞ。』

ダイン達は上の階の食堂へと向かった。上に上がると食堂フロアになっておりそこでは沢山のお客で賑わっていた。

ダインたちは空いている席を見つけそこに着席して料理を注文をした。そんな時、二人の客の話し声が聞こえた。

客A『おい。聞いたか?』

客B『ん?なにを?』

客A『今度の闘技大会、シュヴァルツ大将軍が出るらしいぞ』

客B『な!?あの帝国の赤き戦槍の!?』

客A『ああ。何でもアヴァロンからきた特別招待枠の選手を叩き潰すためとか。』

客B『その選手にも可哀想だな…。あの赤き戦槍を相手にしなきゃならんとは。』

客A『ああ。ご愁傷様だな。』

フローラ『あんなこと言ってる。』

ガスパー『シュヴァルツ大将軍が出るのか!!これは大変だぞ。』

ダイン『強いのですか?』

ガスパー『強いもなにも、あのアシュトナーに匹敵、いやそれ以上かもしれん。』

ダイン『そんなにかよ…。』

フローラ『ところで開幕まであと3日。ダインたちはどうするの?』

ダイン『俺達は自主トレだな。』

オーズ『そうだな。自主トレしかないな。』

フローラ『そっか。私はガスパー大臣のお守りしますよ。』

ガスパー『お、お守り!!』

ダイン『わははは。フローラ、ガスパー大臣を頼む。』

フローラ『了解。』

そして次の日からダインとオーズは自主トレを開始。あっという間に3日間が過ぎ、遂に闘技大会当日を迎えたのである。

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