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君と剣と魔法を紡ぐ物語〜私達がお尋ね者っ!?〜  作者: 高見 燈
第4章 動き出すとき
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第6話 決戦!!▷▷イレーネVSアトモス!!

 ーー空は快晴。草原は穏やかな風に包まれている。


 見晴らしのいいこの草原では、大軍が来れば直ぐにわかる。


 物々しい感じ……。


 ああ。来た。馬に乗ってトップ3! 更にその後ろには、騎士軍団!


 銀の鎧が光放ってる。


 こんなの……テレビとかでしか見た事ない。これが……リアル戦争。


 ぎゅっ。


 私はロッドを握りしめた。


 蒼い鎧が見える。あれは……サデュー。

 その軍隊。そこに向かって行く、アトモスの軍。


 あの中には……カルデラさんもいるんだ。


 更に白銀の鎧。


 バルトと言う男だ。その軍隊もまたかなりいるけど、周りにはアトモスの、白い鎧を着た兵士たちが、向かっていた。


 草原に響き渡る声。更に剣と剣のぶつかり合う音


 ハウザーさん。ラウルさん。みんな。お願いだから、死なないで。


 国境の近くには、グリードさんやライアさん。それにコボルト達と、アイウラの人たちもいる。


 こんな事が……現実で起きるなんて。


「大丈夫ですよ。蒼華ちゃん。彼女には作戦があります。真っ向から立ち向かったのは、きっと。考えがあるんですよ。」


 ネフェルさんだった。


 隣にずっといてくれている。見上げると優しい銀色の眼。


「ローズさん?」

「ええ。撹乱して退く。それが目的ですから。皆、無理はしません。」


 そうーー、言われてもあんなに大勢の軍隊。そこに向かうどう考えても、少数精鋭たち。


 ああ。こんな時、大魔導士ゼクセンさんは何をしてるのか……。今こそ魔法の力で吹き飛ばしてくれないかな?


 と、私は思っていたのだが、真紅の鎧。それに身を包んだブラウンの髪。


 漆黒の馬を走らせ、向かってくる男が見えた。その後ろには、騎士たちだ。


 イレーネ……王。


 久々に見るけど……やっぱり、恐い。紅い眼が光ってるから、離れてるのに異様に目立つ。


 あれが……“闇魔石”を持ってる人の、特徴ってことなのかな?


「迎え打つ! 弓隊! 放て!!」


 ローズさんはそう叫んだ。


 ローズさんの後ろから、弓隊。この人たちも、白い鎧だ。


 彼らは剣を持ち向かってくる大軍に向けて、弓を一斉に放った。


「蒼華!」


 私はローズさんにそう言われた。


 そうーー、私はここではじめての召喚とやらを、使うのだ。


 右手の金色のバングルを見つめる。


「イフリート!!」


 そう叫んだ時だ。


 金色のバングルについている真紅の石。それが煌めいた。真っ赤な光。石から放たれたその光。


 目の前に真紅の炎。それを纏った獣人が姿を現した。


「初仕事がイレーネ王との対決か。なかなか楽しませてくれるな。救世主。」


 目の前にいると……ド迫力! 更にこの低い声。それにこの眼。真っ赤な眼が私を横目で、見たのだ。


「楽しくない!」


 とりあえず言っておこう。私は楽しんではいない! 


「“紅炎の熱風(メルトストリーム)”!!」


 イフリートの口から放たれたのは、私を攻撃したあの紅炎の弾丸だ。それも超特大!


 大玉転がしの玉みたいなやつだ。


 それがイレーネ王の引き連れる軍隊に向けて放たれたのだ。



「うわぁー!!」


 炎の弾丸は、騎士たちを吹き飛ばしていた。。まるで爆破だ。



 私は目の前にいる紅と茶の毛に覆われた、どでかいイフリートの背中を、見つめていた。


 銀色の鎧を着た騎士たちが、炎に包まれ逃げ惑う中でも、弓もものともしなかったイレーネ王の黒馬。


 それは颯爽と軍隊の中から飛び抜けて、走ってきたのだ。


「突っ込んでくるな。蒼華。迎え撃て。」


 ローズさんの声に、弓隊は少し退いた。イフリートは、更に騎士たちに向けて勝手に、炎の弾丸を撃っていた。


 召喚獣って……そうゆうものなの?? 


「リヴァイアサン!!」


 そう。とにかく私は召喚獣を使い、イレーネ王の周りにいる騎士たちを、撹乱しろ。そうご命令を受けたのだ。


 イレーネ王には飛翠。ミリア達が迎え撃つ。そう言っていた。


 でも……こんな感じだったら、私はいらないんじゃないでしょうか?


 なんかリヴァイアサンも勝手に、やりそうだけど。


 と、思ってると蒼い石が煌めき、リヴァイアサンが姿を現した。


 顔が狐に似た蒼い龍みたいな者だ。


 ゆらっと長い胴体揺らし、現れると


「“海鳴り(アクアストーム)”」


 いきなりだ!


 向かってくるイレーネ王めがけて、大きな波。 津波を放ったのだ。


 長い剣。まるで飛翠が持つような大剣を、右手に握り馬で掛けてくる真紅の鎧武者!


「“闇の雄叫び(デッドスクリーム)”」


 イレーネ王の身体が黒い、どよーんとした光に包まれたかと思うと、空から黒い光の玉が、降ってきた。


 ええっ!? 巨大隕石ですかっ!?


 それは津波を押しつぶしたのだ。


 バッシャーン!! と、まるで水溜りに石を突き落としたかのように、弾け飛んだ。


「……な……なにあれ。」

「あれが闇魔石」


 飛翠は隣で、大剣を握りしめていた。


「蒼華! イレーネ王はムダだ!」


 ローズさんからの激が飛んできた。


 いやいや! 私は何も言ってません! リヴァイアサンが勝手にやったことなんですけど!!


 と、言いたいがぐっ。と、堪えた。呼び出したのは私だ。


 間違いない。


「その様だ。救世主。あやつは……厄介だな。」

「ねぇ? なんでそう勝手に挑むの?? それはなに? 支配者としての好奇心??」


 私はフッと蒼いヒゲ揺らしながら、笑ったリヴァイアサンに、そう聞いてみた。


「やってみたかったのだ。」

「真面目にやって!!」


 しれっと言うな!! このウミヘビ!!


 綺麗なアクアマリンの眼が、きらきらしてるし。


「リヴァイアサン。仕方ない。我らはあの人間どもだ。」


 イフリートが炎のため息を吐いた。


「だな。」


 リヴァイアサンは頷くと、イフリートと一緒にふらふらっと、騎士たちに向かって行った。


 ねぇ? ちょっと!! なんなんですか!? 召喚士ってこんな!? これじゃーただの、ドッグランでリード離した飼い主なんですけどっ!?


「いいか! 騎士たちを蹴散らせ! イレーネ王は気にするな!」


 ローズさんは私達の後ろにいる、兵士たちに声を張り上げた。


「オー!!」


 うわ!


 いきなり大声で叫ばれたので、ちょっとびっくりしてしまった。


 ここにはどんだけいるのかわからないけど、大人数の叫び声は、ダイナミックだった。


 剣。弓。槍。それらを持ち……彼らは騎士に向かって行ったのだ。


 まるで……雪崩だ。


 そんな中で黒い馬から、イレーネ王は降りた。飛び降りたその男は、相変わらず額から鼻まで、傷があって恐い。


 風貌は本当にどっかのヤクザみたいだ。ハードボイルドな映画の俳優さんみたい。


「久しぶりだな。小娘。それにガキ。相変わらず、似てるな。」


 低い声だ。


「やっと認めたの? だったらなんでこんなこと!」


 あーやっぱり、イヤな感じ! ホントいやなヤツ! って顔してるし、この立ち方とかも、偉そう。


 剣持って立ってるだけなんですけどね。雰囲気が。


「前にも言っただろ? どうでもいいんだよ。偽物でも本物でも。首さえあれば。それに、当の本人たちは何処にいるのかわかんねーしな。あの魔導書のジジィが隠してんのかも、しれねーが。」


 大剣。それを構え切っ先を私達に、向けてきた。


 すると飛翠が前に出たのだ。


「お前とは一回、やりあってみたかったんだ。そのツラ。まじイラつく。」


 うわ!! また! ケンカじゃないっつーの!!


「飛翠!」

「黙ってろ」


 うわ! キレてるし。いつどこで、スイッチ入ったんですかね??


「飛翠」

「ローズだったな? 手だすな。これは俺のケンカだ。」


 ローズさんにまで! あーもう!! なんでこうなんだ!?


 私は頭を抱えてしまった。


「ローズ。ここは任せてください。」


 え!?


 私はネフェルさんの声に、横を見てしまった。ネフェルさんは神導書。それを手にしていた。


 その横顔はとても鋭い。


 ふぅ。ローズさんは息を吐いた。


「全く! 勝手な連中だ。死ぬんじゃないよ。ミリア! お前達はついてきな! アトモスの兵士たちを、援護するよ!」


「わかったわ!」


 シロくんとネフェルさんを残してーー、みんなはローズさんと一緒に、アトモスの兵士たち。


 イレーネ王の騎士たちと戦う皆の所に、行ったのだ。


 私達のはじめてのイレーネ王との、戦い。


「ほぉ? お前が俺を止めるか? そこの小娘が相手かと思ったがな。」

「させねー。俺がお前をブッ倒す。」


 飛翠とイレーネ王の勝負が、始まった。それは、突然に。


 大剣と大剣だ。


 でもイレーネ王の方が大きい。身体もだけど。飛翠が痩せて見える。


 振り下ろす剣を飛翠は、受け止める事なく


「“天地無心”!!」


 早々に。だった。ハウザーさんから伝授した、剣技。それを放ったのだ。


 相手の攻撃を受け流し、そこから相手を斬りつける技だ。


 太刀筋はイレーネ王の身体に刻まれた。


 でも、イレーネ王は飛翠の脳天。そこにめがけ剣を振り下ろした。


「“呀砕(がっさい)“!!」


 黒い……刃!? しかも強力な一撃。


「飛翠!!」


 と、私が叫んだがそんなヒマなかった。


「きゃーっ!!」


 私達にまでその剣の威力。それは飛んできたのだ。


 弾き飛ばされるみたいに、身体が浮いた。吹き飛ばされていた。


 黒い風に。


 地面に落ちた。打ち付けられていた。


 飛翠……。


 私は起き上がる。


 飛翠は立っていた。でも、その足元には血が、ポタっと落ちた。


 でも前屈みではなさそうだ。


「やるな。瞬時にさっきの技か。俺を斬りつける事は、出来なかったがな。」


 イレーネ王の声が聞こえる。


 背中だから飛翠が何処をどう怪我してるのか、見えない。

 でも、避けたんだ。


「間合いがねー。大技放ってくる事ぐらい、予想がつくだろ。なめてんじゃねーぞ。クソ独裁者。」


 この毒!! 無事だ! 良かった!


 飛翠のいつもの毒吐き。それが出たので、私はホッとした。


 フッ。


 イレーネ王は笑った。


 その瞬間。眼が紅く光った。


「飛翠くん!」


 ネフェルさんがそう叫んだ。


 イレーネ王の身体から黒いオーラみたいなのが、出たのと飛翠が吹き飛ばされていたのは、同時だった。


「え??」


 イレーネ王は左手を飛翠に向けていた。何が起きたのかはわからなかった。


 でも、黒い光。それが飛翠を吹き飛ばした。


「飛翠!!」


 地面に落ちてしまった飛翠。私は直ぐに駆けつけた。


 ボロボロだった。まるで全身を切りつけられたみたいに。血だらけで目も開いてない。


「次はお前だ。小娘」


 私はイレーネ王の声に、顔をあげた。


 目の前にいたのだ。私の顔。そこに向けて、手を開いていた。


 黒いオーラみたいな湯気みたいな、光。それが、左手を覆っていた。


 魔法。それが来る事はわかった。


「“闇の淵(ダークサイド)”」


 イレーネ王の身体からさっきみたいに、黒いオーラみたいな光が、放たれた。


「“聖なる壁(ホーリー)”!!」


 ネフェルさんの声だった。


 私の前に金色の壁。それが立ちはだかった。


 でも、その壁を突き破って私と飛翠は、吹き飛ばされていた。


 その黒い光に。


「蒼華ちゃん!!」

「蒼華姉様! 飛翠さん!」


 ネフェルさんとシロくんの声が、聞こえる。でも、


「ダークサイド!」


 イレーネ王の声だ。


「ホーリー!!」


 ネフェルさんの声も聞こえた。


 私は地面に倒れながら、その声を聞いていた。


 でも


「うわぁ!」


 シロくんの悲鳴ーー。


 その後で地面にどさっ。と、何かが落ちた音。まさか!


 私は顔をあげた。


 痛い……。動かすと身体が痛い。でも、地面には、シロくんとネフェルさんが、倒れていた。


 今の技でやられたんだ。


 私も風を受けて全身を、切りつけられた様になったのはわかった。


 もみくちゃだった。まるで洗濯機。それに入れられて、刃物で切り刻まれてるみたいな感覚だった。


 ぐるんぐるんした。


 だからか頭がぐわん。ぐわん。してる。


 でも……。


 どうしたら? とにかく……魔法。私にはそれしかない。


 ロッドを握って立ち上がった。


 飛翠。ネフェルさん。シロくん。倒れてるみんなを、見つめる。


 こんな事! イヤだ!!


水流の渦(アミュストリーム)!!」


 使ったことないけど! リヴァイアサンから貰った魔法。


 ロッドの先が蒼く光る。そこから大きな渦巻いた水の噴射。


 それがイレーネ王に向って行った。


闇の檻籠(ダークスフィア)


 イレーネ王の身体が、まるで黒い光の玉。それに包まれたのだ。


 私の魔法はその玉にぶつかった。


 アレはきっと……ガードだ! ネフェルさんのホーリーと一緒だ。


 それなら! コッチは!


「ファイアーボール! 続けて、ファイアーストーム!!」


 連射じゃっ!!


 更にもう一発!


「アミュストリーム!!」


 間髪入れず、ぶっ放した。


 紅炎の弾丸が向かい、更に後ろから炎の嵐。イレーネ王の身体を包む黒い光の玉。


 それめがけでぶっ放した。


 そこにすかさず、水の渦巻く噴射。


 爆発音みたいなのが響きながら、イレーネ王の辺りは、煙に包まれていた。


「“サンダー”!!」


 トドメじゃ!!


 私は更に雷槌。稲妻の魔法を放ったのだ。


 バチバチ! と言いながら、イレーネ王の頭から落ちる雷。


 煙に包まれてるから、イレーネ王がどうなってるのかはわからない。


 でも、少しは……何とかなってくれてるかな?


 白煙は止んでいく。


 イレーネ王の姿が見えた。


 でも、真紅の鎧。更に黒い光の玉に包まれたイレーネ王は、変わらずだった。


 それどころか……顔が、恐い。


「小娘。虫酸が走る。」


 ギロっ。と、私は真紅の眼に睨まれた。


 これは……キレさせた? 的な。


 いやいや。


「うるさい! 私は最初っから嫌いだった! アンタみたいな偉そうで上から目線のヤツは! 」


 私はロッドを向けて怒鳴っていた。


「偽物だとわかってて人を……人の命を、何だと思ってんのよ! それでも王か!? 一国の主か!? だから娘が家出しちゃうのよ! このバカ親父!」


 言っちゃったよ。まー言いたかったし。仕方ない。


「小娘! 覚悟はいいな。」


 ヤバい!! めっちゃキレてる。


 眼が真っ赤! しかもギラギラ光ってる。


 でも。こんな所で、退くワケにはいかない。こんなバカみたいなヤツのせいで、みんなが今、戦ってるんだ。


 何の威厳だか知らないけど! そんなふざけた理由で、人を戦争させるなんて!


 私は絶対に許さない!


 と。その前に。回復薬は飲んでおこう。


「何してる?」


 ごそごそと私が腰のポーチ。それを探ってると、イレーネ王がそう言った。


「ちょっと待って! 逃げも隠れもしないから! ストップ!」


 私はイレーネ王に向ってそう叫んだ。


「……」


 沈黙。それはわかった。呆れてるのかな? よしよし。あった!


 私の命の水! マジックメイト!!


 ごくごく。私はぽかーんとしてるイレーネ王の前で、とりあえず回復薬を飲み干した。


 よし! オケ!! どーんと来い!


「お前は……殺されるかもしれんのに、目の前で回復薬を飲むのか?」


 イレーネ王の呆れた声が、聴こえてきた。


「うるさいな! 大切なことでしょ! ふらふらしちゃうんだから! さー来い!」


 じゃなかった。


「行くわよ!」


 だった。待ってたらやられちゃうからね。あのワケわかんない魔法で。


 私は黒い光の玉。それがいつの間にか消えていた、イレーネ王に向けてロッドをあげた。


「“ファイアーストーム”!!」


 紅炎の嵐でとにかく攻撃! ここから魔法の連射! それしかない!


 だが、イレーネ王は大きくため息ついた。


 その後。


「“ダークサイド”」


 黒い光が私のファイアーストームめがけて、吹き飛んできた。


 炎の嵐を掻き消すほどの、黒い光。また洗濯機に入れられてぐるんぐるんされるのだけは、イヤだ!


「ファイアーボール!!」


 弾丸。それを私は放った。


「ブッ放せ。」


 !?


 私はその声と右手を掴まれた。


 ロッドを握る手。そこに飛翠の手が重なっていた。


「ファイアーストーム!!」


 私はそう叫んでいた。


 蒼いロッドから放たれる紅炎の嵐。イレーネ王の黒い光。それを覆う様に向ってゆく。


「メルトストリーム!!」


 イフリートだった。


 いつの間にかイレーネ王の脇。そこにいたのだ。そこから巨大な火の玉。弾丸が放たれたのだ。


 イレーネ王は瞬時に黒い光の玉。それに身体が包まれていた。


 ガード……。あの魔法は私も欲しい。


 ふとそう思ってしまった。


「やったか?」

「わかんない。」


 飛翠の声に私はそう答えた。黒い光は消えたけど、イレーネ王には私の魔法では、ダメージは与えてない。


 むぅ。


 イフリートが険しい顔をした。唸ったのだ。


 イレーネ王は爆風の中。何ら変わることなく立っていた。


 これは……倒せる気配がしません!


 ゼクセンさん! 助けて!!


 私はそう叫んでいたのだ。






























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