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変化双生児暹羅

作者: ムラカワアオイ

「夢遊病」


今日も歩く街。

お前を想い、ぶらつく。

俺は、もう、気まぐれな優しさなんていらない。

偽善者がテレビで人を馬鹿にする。

涙流して食いしばった、俺が、偽善者にわかるというのか。

ふらふら。

くらくら。

珈琲でも飲もう。お前を想う、俺を想う。

神風。

吹いた。


「ジコ」


侍が猫を飼う。侍のギターの上に猫は登りけりかな。

ジコ。

世間様の意識なんていらない。本気でお前は旅しているか。

孤独な旅を。

くだらねぇな。

マルボロ吸うか。優美子と交わした約束。

俺は哀しみの向こう側を知っている。

この世に陽が昇り続けるまで。日出国。

ライブハウス、日本国へようこそ。


暹羅双生児。

俺は胸の想いを双子の優美子に投げた。

チューニングされないベース。俺は絵を描く。俺は詩を描く。

太陽に光を。


「ミックスジュース」


俺のふがいなさ。

奴の矛盾。彼女の香り。ミックスジュースは飲めないけれど。

今日も明日も、帰れない。

池内陽子のバックミラーを聴きながら。


MICHAEL。

また、俺はマルボロに火を点けて。


「叩きのめすだけやから」


裸の貴公子。

シャワーを浴びて戦に出陣。俺は叩きのめすだけやから。

俺には爆笑問題なんていらない。


叩きのめすだけ。

やから。


「知りすぎた男の結末」


きれいごとにコール出来ない俺がいる。

知りすぎたあいつは堂々巡り。

わからないから面白い。愛の傷。指には指輪なんてない。

また、テレビの話かよ。

あいつだけを愛した俺。あいつのきれいな胸にキスをした。

俺はシャボン玉。


美化。

この世を美化するつもりはないけれど。

転がり続ける愛の傷。

輝く太陽に、俺は告白する。あたりまえのことなんてない。

生きていこうぜ。


「死刑」


合格通知がやってきた。ポストにて拝見。

俺は固まらずに死ぬ。地球はこの矛盾にSEX臨む。

削れない想い想い。ライバルの死など望まない。

部屋はチラカリ、俺は眠りたい。永久に眠りたい。

生命、あの世はこの世。死刑囚が自己満足に手首を切った。


「心清き人」


コンビニでレジ打ち。

マクドでレジ打ち。スーパーでレジ打ち。

バレンタインな彼女。生命、さて、ライブ。打ちのめす。

俺には荒木スミシなんていらない。バレンタインな彼女が俺の写真をナメテハ。

サイコパス。ファッションだらけの荒木スミスへ。

俺は彼女と神を見る。タトゥーに蛇。

もどかしい日々よ。バレンタインな彼女は服を洗って、

ワインを飲み干す。

哀しみ。

そんなことないよ。モニターの前、俺は矛盾に矛盾する。

それから。


「喪服」


黒いネクタイを締め鏡に向かう。

通夜。オクリビトのサダメ。死人死人死人。

俺は固まらず、胸を張って死にます。

繁栄。

天と地と。吉田拓郎を聴きながら。俺には松本人志なんていらない。

裸になれば、皆、同じ。

penisとvagina。

俺は神とワルツを踊る。俺にはルイスハミルトンなんていらない。

デタラメコンプレックス。

抱きしめる勇気。優美子。愛してる。


「水平線」


妄想妄想な世。

病み人がアフレダス。応答する言葉に始まりは、この瞬間である。

水平線に誓う、この瞬間に。

この瞬間、地球で幾人、死んだだろうか。


16歳の俺。作詞ノートには歪んだ文字。

この瞬間を愛せれば、生きていける。

この瞬間に。


「ユメノカケラ」


キラキラヒカル三日月。

ワインにシャンパン買ってきた。

お前に問う。

人間はシラフで日々を刻めるか。


一流の詐欺師へ。

ただ、今日は寒くて。ユメノカケラ。僕は物事を、

ユメノカケラニオイテミタ。


嘘はもう、いいよ。

抱きしめれば終わり。ここに人生など語れない。

売れない役者は、とっくに死んだ。

嘘偽り一つない告白。


鏡が割れた。


「51」


霧。を描くと俺は真夜中に答えを求める。溜め息。

背番号51。

ただ、双生児は、テレビの中で脅えてる。

俺は眠れない夜に双生児をデッサン。きれいに消えた女優のように。


俺は人恋しくて。

孤独の中で言葉を刻む。愛を求めて。

お前の流した涙。受け止めるには早すぎる。俺はお前の頬に愛を求めて。


双生児と化したお前へ。

永遠なんて、きっと、ないから。


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