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‘あ・り・す’  作者: みやしん
■Channel 1 Shamash:
3/52

■Scene 2 水晶【Crystal】

「本当なのよ!」

 華蓮の声は耳を塞ぐほど大きくないし不快を生む甲高さも無いのだが、雑踏の中でもよく通る澄んだ声をしていた。

 それが平日の昼下がり、人通りもまばらな十字路の角にある屋根の無い喫茶店竜虎の中に響きわたる。

 大声の中にどこか棘のような何かを感じるのは、彼女の目の前のお相手の反応が冷たいからである。

 華蓮の方から見れば右三分の一にイチゴ、左三分の一にメロン、真ん中の空白地帯には透明のシロップで飾った特性のかき氷を食べるのは草薙剛史だった。

 いつもなら昼下がりに食べるかき氷も今日に限っては太陽を真上に構えており、食べる速度よりも溶ける速度のほうが勝っている。

 剛史がクリスタル風の器にスプーンを突き立てるたびに、ぽろぽろとテーブルの上にこぼれた氷のかけらがカラフルな水たまりになる様子を見ては、どこか悲しそうな表情を浮かべる……

 つまり、華蓮の話しに若干飽きが来ているのだ。

「ねえ草薙くん、人の話ちゃんと聞いてる?」

「聞いてるよ。トールハンカチが美咲に向かって笑って見せたんだろう?」

 剛史はスプーンを器の中に放り込んで、両手を自分の耳につけるとウサギのまねをしてみせる。

 芸が細かいというのだろうか、右手の指は曲がっており、それをぴんと伸ばした瞬間。

「こんな具合か?」

「ん、もう!」

 駄々っ子のように手を振り回し目の前の冷血漢を叩くふりを見せた華蓮は、だめ押しに頬まで膨らませて見せた。

 だが、それでも剛史は暇そうにかき氷をスプーンできっちり一口ずつ削り取っては口に運んでいる。

 彼女が盛んに説明している話……関東大会に出かけた栄子が「東京みやげ」に買ってきたウサギの刺繍の入ったハンカチの事である。

 ライトブルーの生地の四隅に右耳が垂れたウサギの刺繍、それが華蓮に向かってしゃべって見せたのだ。さらに笑って見せたのだ。

 もちろん最初は目の錯覚かと思った。何回瞬きしてもハンカチの中のそれは、自分に向かって耳を立て笑っているのだ。

 華蓮はその時の様子を丁寧に、そして間違いなく剛史に話した。

 いつもなら夕方プールに来る彼を待たず、自分から美術室に出向きまるで引っ張るように竜虎にやってきた。

 ただ、剛史の冷めた反応はある程度予想がついていた。

 説得力に欠けている。現物が笑っていないウサギの刺繍に戻ってしまった。

 それでも言いたくてしょうがなかったのだ。

 剛史は不思議な話や夢のある話しが好きらしいし、どんな事でも頭ごなしに否定しないところが自分と合うと思っている。だから今回はちょっと力を入れて説明してみたのだが……

 彼は華蓮のおごりのかき氷をおいしそうに食べている。ただそれだけの存在だった。

〈……ひっどーい、全然信じてないんだから!〉

 彼女は我慢できずボリュームを上げて彼に抗議しようとしたその瞬間。

「美咲、俺で何人目だ?」

 彼の冷静な言い方で気がそがれる。

「その話しをしたのが俺で何人目だと聞いているの」

「……四人目」

「蘭に百合に……ああ、あと北川だな」

 返す言葉がない。順番こそ違うが見事な正解だったからだ。

 まず最初に話したのが当然栄子だ。最初はニコニコ、そのうち笑い転げ回り最後には華蓮のおでこに手を当て、

「まだ風邪治ってないのか」

 と言った。

 ただでさえ気にしている広いおでこに触れられてイヤなのに、さらに輪をかけるような栄子の慈愛に満ちたうるうるした瞳を見て、部屋の中で大暴れしたのは言うまでもない。

「うるさいぞ、華蓮!」

 夏の朝方を寝て過ごしていた蘭が怒鳴り込んでくるのにそう時間はかからなかった。

 そこで何を思ったのか華蓮は、三人姉妹の中で一番現実主義者の蘭に自分が見たことを話したのである。

 蘭は華蓮の言葉を一切遮ることもなく、だまって最後まで聞いていた。

 そして「ふーん」と曖昧に笑うと部屋を出たのである。

 いつもながら蘭は最小限の動作で最大限のショックを与える。華蓮の気分も最悪だ。このままで済ませるわけにはいかない、そんな闘志がふつふつと沸いてきた。

 あまりの機嫌の悪さになんとか取りなそうとする栄子を振り切り、家中さがし見つけたのはダイニングで遅い朝食をとっていた百合だった。

 姉妹の中で唯一メガネをかけている百合、彼女は華蓮の二つ年上であり現役でそこそこ有名な私立大学に合格した才女だが、同時に無類のオカルトマニアだった。

〈最初から百合姉ぇに聞いて貰えばよかった〉

 華蓮は百合の目の前に座りいきなりハンカチを広げた。

「しゃべったの!」

「それで」

 妹のそんな言動に慣れているのか、百合はメガネをつっとあげただけだった。

その後 ちゃちゃを入れずにじっと話しを聞く姿勢は蘭とよく似ているが、話しが終わった華蓮に対して沈黙が約二分。

「陳腐だわ」

「え」

「あんたは胸に回らなかった栄養、全部筋肉になったんだねえ」

 そう言って華蓮の胸板を叩いてみせる。

「ほら、良い音しているわ」

 百合はコーンフレークを入れたボールにコーヒー牛乳を注ぐと、そのまま二階にあがってしまった。

 やり場のない怒りは背後でクスクス笑っていた栄子にぶつけられ、遠征帰りの彼女はこの家で休む間もなく叩き出されたのである。

 そして……最後の希望最後のターゲットが剛史のはずだった。

 剛史はスプーンをくわえたままじっと華蓮の様子をうかがっていた。

「だいたいさ、なんでその三人に聞くのかな。そんな話し、すればするほど馬鹿にされるって判っているだろうに」

「だってー。じゃあ真っ先に草薙くんに言えば信じてくれた?」

「この目で見てればな」

「ずるいよ」

「誰だってそう思うさ。言い出した本人がついこの間まで熱出して寝てたんだからなおさらだ……まったく、美咲の遠足熱もここまでくれば立派だな」

 今度こそ怒りの悲鳴をあげてやる! 華蓮はタイミングをとろうとしたが。

「あら、こんなところでさぼって慧香祭への作品はあがったの?」

 剛史の真後ろから張りのある綺麗な声が響いた。

 彼も華蓮も、そろってその声の方向に視線を移すと、そこには栄子ほどではないが長身の、「美人」という言葉が似合いそうな女の子がひとり立っていた。

「なんだよ、和美かずみ

「なんだよではないわよ、部活さぼってこんな所にいるんだから。それで相変わらずかき氷なのね」

 剛史の器を見て華蓮の顔を見て、にっこりと微笑んだ。

 西村和美。剛史と同じクラスであり剛史の幼なじみであり剛史と同じ美術部の副部長であった。

 彼女は長い黒髪を風に揺らして剛史のとなりに座ろうとした。

「わたしも氷、食べていこうっと……ちょっと、もっと詰めなさいよ」

「あっちに座ればいいだろう、あっちに!」

 華蓮の隣の余裕がある席を指さす剛史だったが、和美はお構いなしにくいくいっと腰を揺らし、剛史のすぐ横に座った。

「狭いよ!」

「細かいことにうるさいわねえ……あ、お姉さん、わたしミルクだけかけてね」

 そんなやりとりを見て華蓮と言えば。

〈邪魔しないでよね〉

 それを表情に出さないように必死になって努力する。

 華蓮は和美が苦手だった。

 押しが強いというのだろうか、実のところ慧香高校での和美の評判は、「おしとやかな女の子」なのだが、『幼なじみの男の子』が絡んでくると、俄然積極的なのだ。

 剛史と和美はよく、こんな比較をされる、

「月とすっぽん」と。

 もちろん、どちらが「月」かは聞くまでも無いことだが、それをはっきりさせても、うやむやにして見せても、運が悪ければ和美の平手が頬を襲う。

 絵を描くときだけかけてみせる黒縁メガネの彼女の表情はまさに才女そのものであり、試験結果が提示されれば掲示板で、雛人形のようにいつでも草薙剛史と並んでいる西村和美からは想像できない事である。

 幸い、華蓮はそんな暴力を受けたことはない。

「ところで、何の話ししていたの?」

 和美は華蓮のほぼ真正面に腰掛けていながら、剛史の顔をのぞき込むようにそう言った。

「……まあ、ちょっとな」

「ふーん」

 剛史は華蓮に目配せすると『話すか?』と瞳で訴える。

 華蓮は何も答えず『まさか!』と八の字眉毛で返答した。

 つーかーというほどではないが、無言の内に意識の交換をやってのける二人。それを怪しく見守る和美だった。

「なんか目と目で語り合っちゃって、怪しいなあ」

「そんな事ねえよ」

「そうよ、少なくともそんな三色国旗みたいなかき氷食べてる人と一緒にしないでよね」

 華蓮にそう言われて、改めて剛史のかき氷を見ると…… 確かに真上から見れば赤・白・緑(青)の配色が、フランスの国旗を思わせる。小馬鹿にしたつもりだったが存外、剛史はちっちっちと指を立て、それを左右に揺らしてみせる。

「このセンスが判らないなんて、美咲の美的センスも大したことないね」

「……わたしも感心できないけどなあ」

「こら、和美。おまえどっちの味方だ」

「さあねぇ」

 そう言って和美がにこっと笑ってみせる。そんな彼女の目の前に、「おまちどー」の声とともにミルクで飾られた真っ白なかき氷がお目見えした。

「わお、美味しそう」

「……よくそんなのだけで食べれるな」

「わたし、白って好きだから。あんまりごてごてしたの、嫌いだもん」

 ねっとばかりに華蓮を見る和美、今日の華蓮の氷もミルク、抹茶、小豆、ストロベリーアイスときらびやかに飾られている。

「あ、そう言えば、生徒会の副会長さんが剛史くんの事、捜していたわよ」

あきらが?」

 剛史は自分のかき氷の山を、手のひらでつぶしていた。

「今度言ってあげたら? 夏ぐらい詰め襟ははずしたらって。あの人くらいでしょう、夏でも冬服着て詰め襟付けてるの。見ている方が暑くなるから」

「俺が言って何とかなるもんでもないさ……ま、ちょっと顔だしてくるか」

 剛史は器の高さまでに押しつぶした氷の真ん中にスプーンを突き立てて、すっと席を立った。あわてたのは華蓮である。

「草薙くん!」

「また今度相手してやるからさ。今日はごちそうさん」

 彼はそのまま華蓮に背中を向けてすたすたと歩き出した。

「ねえ、剛史くん。氷どうするの?」

「いいよ、食っても」

 剛史は一言だけ。店から出て、急ぎ足に学校に向かう背中を、ふたりの女の子はじっと見ていた。

「ねえ、何の話ししてたの?」

 いつの間にか和美の大きな瞳は、じっと華蓮の事を見ていた。悪ふざけが好きでそれでも愛嬌ですべて済ませてしまいそうな顔立ちだが、口元ほどに目は笑っていない。

「……別に、何にも」

「ふうん、そう」

 和美は剛史の使っていた器の氷の一部になりかけているスプーンを引き抜くと、その先を自分の口にふくんでみせる。そのままで華蓮に微笑んで見せた。

〈……間接キスって何が言いたいのよ!〉

 剛史のかき氷の代金」は絶対こいつに払わせてやる!

 そう心に誓いながら、頭痛を我慢して残りの氷とアイスを口の中に放りこんだ。


  §


「ホント、頭にきちゃうわ!」

 華蓮は腕組みしそう叫んでいた。発音で身体がふるえる。それが彼女が浸かっているプールの水面に波紋を広げていくのだ。

 感情がそのまま周りに伝搬する様子にしては、小さな波だったかもしれない。

 それをプールサイドから眺めているのは栄子だった。

 一通りのストレッチを終え足首を少しひねりながら、両手首を回している。その振動に合わせて震える余分な脂肪はない。胸は揺れようにも競泳用にぎりぎりサイズの水着に押さえ付けられていた。

「結局、草薙くんのかき氷代割り勘なんだもん」

「……華蓮の不満はいつの間にか西村に移っちまったか」

「だって!」

 華蓮は勢いよく栄子が居る方向に身体を向けたが……そこは一瞬の暗闇、何かが風を切るような音が聞こえてきて、その次には水しぶき。

「きゃっ!」

「あはは、驚いたか!」

 気がつけば華蓮のすぐそば、栄子の笑い声が聞こえる。

「危ないじゃない、いきなり飛び込むなんて!」

「いい気持ちだぜ。そんな風呂につかるみたいにちゃぷちゃぷしてないで、飛び込んで見ろよ」

 栄子はそう言ってから頭まで沈んで、大きな水柱を上げて飛び上がった。

「ふう」

「大丈夫、関東大会で疲れているんじゃないの?」

「平気さ。家に居たってクーラーないんだし、こうやって泳いでいる時間が一番楽しいんだからさ」

 栄子は両手で水をすくい上げ、少しずつ少しずつ指の間からこぼれさせていく。その水滴一つ一つが、水面に王冠クラウンを作っていくのだ。

「なあ、勝負しようぜ」

 栄子は手のひらの中の水が無くなると、首をぐるんと一回まわしてスタートブロックを指さした。

「あたしはハーゲンダッツだな、チョコチップ。華蓮は?」

 ぽかんとしていた華蓮だが、そのうちクスクスと笑いだし、栄子と一緒にプールサイドにあがった。

「わたしもアイス。ストロベリーヨーグルト」

「百メートルな」

「判ったわ。ハンデ無しよ」

 栄子はそれに親指一つ突き立てて答える。

 華蓮は二コース、栄子は三コース。足の親指一つ分ブロックからはみ出させ、それを折り曲げる。二人は大きく腰を回転させて。

「三拍目」

 栄子のかけ声とともに前傾姿勢をとる。二人とも前屈はプラス、足の親指の先にのばした手の人差し指が重なる。

 そして――ワン、トゥ、パンッ!

 全く同時に手足を伸ばし、矢のように水面に突き刺さる二人の身体、余計な水しぶきを上げることなくそのまま水中に消えた。

 ふたりともすぐには動かない。イルカのように身体をくねらせ、飛び込んだ勢いを殺さずに水中を進む。

 最初に水面に浮かんだのは華蓮だった。慣性質量から考えても水の抵抗から減速するのは華蓮の方が早いからだ。

 例え水をまとって泳ぐのが得意でも、こればかりはどうしようもない。

 ばた足と同時に腕が大きく動く、指先が楕円を描きぐんっと身体が浮かび上がるような感覚にとらわれた。

 栄子はどこ? 華蓮の息継ぎは右側だ。そのタイミングで彼女との距離を測ることはできない。それより目の前に折り返し点が見えてくる。

 次の息継ぎから三回目、これから先は何も考えられない。

 目の前に迫った壁、華蓮は腕を巻き込んで鼻から肺の中の空気を一気に出し身体を丸める。

 一瞬だけ胎児の姿勢の後……耳の中には水流が乱れる轟音、半分無意識のうちにけり出す足の裏が、折り返し点を蹴る感触。

 負けている、ターンする直前にとなりのコースから雑音が聞こえてきた。

 身体の向きが完全に変わると彼女はペースを上げた。息継ぎは後二回、潜水時間が短すぎる。

 腕を回す、足を上下させる、自分が水に浸かっている意識をなくし、わたしはまるで歩くように走るように泳ぐ。

 ゴールまであと十メートル、その時。

“……たび、選択……”

 え? どこかからささやき声が聞こえる。女性の声、それも年輩のそれが水流音とは別に明確に聞こえたのだ。

“水晶よ、汝が主を選びたまえ!”

 再び聞こえた声のあと華蓮の目の前に、水面から何かが落ちた。そしてそれに彼女の身体がひるんだ。

 しまった!

 一瞬の躊躇は栄子のリードを決定的にした。

 スタートブロックに一早く手を付き勝者のポーズを見せたのは栄子だった。その差をストップウぉッチで測ることは困難だろう。しかし二人にはどちらが勝ったか疑う余地もない。

「やっぱり病み上がりかい?」

 栄子は大きく深呼吸してから優しくそう言った。

 言われた華蓮も落ち込むことなく首を回している。

「……栄子は速いね」

「それが大会でも出ればな」

「出られるだけいいじゃない」

 華蓮の笑顔に栄子は空を仰いでいた。

「じゃあ、チョコチップな。帰りにファミリーストアにでも寄っていこう」

「判ってるわ」

 華蓮はそのまま自分が泳いできたコースを引き返していた。

「……どうしたんだ?」

「ちょっとね」

 栄子も後を付いてきているのか水をかき分ける音が続いている。

 華蓮はプールの三分の一まで歩くとそこで頭を水につけた。

 目の前に広がる蒼い世界、水面が作り出す同心円模様がプールの底を飾る中で……彼女は盛んに目をこらしてある物を追っていた。

〈あった!〉

 いったん顔を引き上げて肺の中の空気を入れ換えるとそのまま沈んだ。

 プールの底に横たわるそれはまるで氷が置かれているような印象を与える。屈折率が水と同じなのか、ごくまれに気まぐれな光線がその物の縁をなぞるときだけ存在を知ることができる。

 何も無いように見えるその場所に華蓮は両手を伸ばした。

 自分の手が何かに触れている。彼女はそれを優しく包み込んで水上に引き上げた。

「なんだよ、いったい?」

 栄子は華蓮のすぐそばまで近づいていた。華蓮はそんな彼女の目の前に自分の手のひらの中のそれを差し出した。

「……ガラスか?」

「さっきの『勝負』で、わたしが泳いでいる目の前に落ちたの」

「ふーん……あ、でもそれで勝負を取り消すのは無しな」

「判ってるわよ。でも、これなんだろう?」

 華蓮の手の中にある物が訴えるのは、空のような海のような蒼さ。そしてどこまでも見える透明感。

 それが冷たかったら間違いなく氷なのだが、どことなく暖かさを思わせる。

 そしてそれが目の前に落ちる直前に聞こえた声。

「水晶……かしら?」

 手のひらの中の蒼い水晶は、華蓮の問いかけに答えるように輝いて見せた。


■Scene 3 微熱【Fever】に続く


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