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第五話 お久しぶりです、冷愛君

うそ・・・本当!?

啓介は真剣な目で私を見つめていた。

これ、嘘じゃないんだ・・・。

どうしよう・・・。

「急にごめんな、困らしちゃって」

「啓介・・・」

「さっきのこと忘れていいよ」

そういった啓介の目はとても悲しそうだった。

困らしちゃったのは私のほうかも・・・。

ごめんね、啓介・・・。


次の日から啓介は私を避けるようになった。

「どうしたの?お姉さん」

「あ、冷愛くん」

「久しぶりだね、会うの」

「うん」

冷愛は昨日まで旅行に行ってていなかったのだ。

「あ、これお土産!どう?可愛いでしょー」

「うん、すっごく可愛い」

「ま、まぁ・・・美姫のほうが、か、可愛いけど・・・」

「え?何か言った?」

「う、ううん。なんでもないよ」

「あ、私呼び出しされてるから行くね」

「分かった、またね」

「うん」

そういえばさっき冷愛君、絶対に何か言ってた。

なんだったんだろう・・・。


考えているうちに先生の話は終わっていた。

部屋に帰ろうとすると、啓介が廊下で倒れていた。


「大丈夫!?どうしたの!?」

「み、美姫・・・?た、たすけて・・・」

「わ、分かった!じゃあ救急車呼ぶから待ってて!」


数時間後・・・。

あれから意識が戻ってないらしい。

「あの、すみません!」

「どうしたんですか?」

「あ、あの、啓介は・・・」

「今、意識が戻りました。ですが・・・」

「?」

「・・・」

「え?」

「で、では・・・」

「ちょ、ちょっと・・・」

医者はどこかへ行ってしまった。


続く

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