表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

第四話 告白

「大丈夫!?」

私が来たとき、啓介は呼吸困難状態だった。

私はすぐには信じれなかったけど、急いで救急車を呼んだ。


救急車はすぐに来た。

啓介は昔から病気にかかりやすい体だったらしい。

「大丈夫かな・・・けい君・・・。」

そう言った冷愛がため息をついた。

冷愛は立ち上がって、啓介の両親に電話しようとした。

「え!?親がいない!?」

啓介は、二年前に親がいなくなってしまったらしい。

冷愛はびっくりして、すぐに他の身内の人を探したが、見つからなかった。


次の日、啓介が退院することになった。

「大丈夫?長沢君」

「うん、大丈夫」

「次、倒れたりしたらたすけてあげないからねっ」

と笑いながら言うと、啓介が

「美姫ちゃんひどいー」

と嘘泣きをした。

「長沢くん演技うますぎっ!」

「あ、オレ元演劇部だから」

と自慢げにいった。


かっこよすぎ!長沢君!

あの後、色んなものを演じてくれて、すっごく上手だったんだ。


コンコンっ


「よぉっ!美姫ちゃん」

「あ、長沢君!」

「あ、長沢君じゃなくて啓介でいいよ」

「なんで!?」

「だってそれだけで下の名前で呼んでるのっておかしいかなーって思ったから」

「あ、ありがとう」

啓介は私の手をつなぎ、抱きしめた。

「オレ、美姫ちゃんのこと、好きかも」

「え!?」


続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ