決着?
さて、戦いはどうなるのやら。
「オイオイ、ずいぶん無茶苦茶してくれるじゃねぇか。アニキよぉ・・・。」
マジでこの男は無茶苦茶だ。普通(自分の中で)死亡を決定させている奴への追い討ちにあそこまで徹底してやるか?
「バカナ・・・!タシカニアタッテイタハズ・・・!?」
「あぁ、蹴りは当たったぜ。だが、その後は1発も当たってないがな。」
先ずはその不思議そうな表情をやめてほしい。血管が浮き出ている今やられると本気で怖いから・・・。
「アンタの作戦は確かによかった。俺も実際引っかかりかけたからな。だが、何度も引っかかるのは余程のバカか、その作戦からの脱出法が分からないかのどっちかだ。俺はどっちでもねぇし、“眼”にばっか頼っているって事でもなく、五感も鍛えて使ってる。蹴りの起こす微妙な風圧を感じて避けてみたらコレだ、避けて正解だったな。」
俺がさっきまでいた場所は今や穴だらけになっている。避け損なったらって思うと恐怖するねぇ。
「ククク・・・。」
ん?急にアニキが笑い出した?
「ハハハハ・・・!」
どうしたんだ豹牙?
「ヒャハハハハハハハハ!!!!!オモシロイ!!!オモシロイゼシシオウ サイガ!!!!サスガハワガオトウトダ!!!!!」
あ~、そーゆーことね。この戦闘狂が!!
「ま、俺もアニキのこと言えねぇか。"獣眼"開眼!!!!」
俺も楽しいと思っていたところだしな!
「サァ!げーむハハジマッタバカリダゼ!!カカッテキナァ!!!!」
「そりゃコッチの台詞だ!全力でいってやる!!!!」
「腕砲 轟撃!!!!」
「剛剣 鉄槌割り!!!!」
ゴォ・・・・ギャイィィン!!!
「あ!ヤベェ!!」
俺の手から刀が飛ばされ地面に突き刺さる。
「モラッタァァァァァァァァァァ!!!」
そう叫んで、アニキはそのまま両掌を地面に突き刺す。何をやって・・・
「ハァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
ズゴォォォ・・・・・!!!
「嘘だろ!?」
じ、地盤を持ち上げた!!?どんだけ怪力なんだよ今のアニキは!!!?ってかあの地盤どうするつもりだ?まさか・・・・。
「ツブレロォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」
「やっぱりぃぃぃ!!!!!」
コッチに叩きつけてきたぁ!!!!
「ヤベェ!!爆炎大砲!!」
何とか魔法を使って地盤を破壊する。その後ろにいたのは・・・。
「カカッタナ!!!」
満面の笑みで手刀を構えるアニキの姿。畜生!!地盤はフェイクだったのかよ!!!
「手剣 御首頂戴!!」
「なっ!?マズイ!!」
しかも、壊した地盤の欠片が道を塞いでて逃げられねぇ!これも計算の上でかよ!
「竜砲!!」
俺の魔法も“獣眼”で威力強化されている。吹き飛んでくれ・・・。
「ン?ナンカシタカ?」
「嘘でしょ・・・。」
魔法が発動しねぇ・・・。まだ魔力は残ってるはずだが・・・。
「ッ!?まさか!?」
「ヤットキヅイタカ。ソウダ、オレノないふダ。ソコニホッテアルジュインノコウカハオマエモシッテルダロ?」
どこまでもアニキの手の上か。畜生、本人は技をやめてるってのにアニキの巨体が邪魔で動けねぇし。終わったな・・・。
「コンドコソオワリダ。手剣 御首頂戴。」
ザン・・・・・・
部活仲間とのカラオケに用事で参加出来ないという悲劇・・・。




