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隻眼の獣王  作者: yasao
頑張れミンクちゃん
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お料理講座3 家庭の味が1番

1番料理シーンが少ないような・・・、気のせいですね。

 「じゃあ、私が次教えるけど、1つ分かってて欲しいのは私は吹雪さんと違って珍しい料理なんて作れないってこと。私が出来るのはただの家庭料理だから。」

「・・・・・それでも大丈夫。むしろ家庭料理の方が助かる。」

フェレさんや。何を最初の1行目から否定的発言をかましてるんだ?読者が読むのやめたらどうするつもりだよ。後、ミンクも「家庭料理の方が助かる」って・・・、吹雪の意味がなくなるがな・・・。

「家庭料理ってあれか?ギルドの食堂とかで「おふくろの味」って書かれてる奴。」

「まぁ、そうだけど・・・、家庭料理食べたこと無かったの?」

これはマズイ。フェレの性格から考えて間違いなく俺が怒られるパターンだ。琥珀、頼むから余計なことは言わないでくれよ・・・。

「まぁ、コッチに来るまでの記憶がねぇから前の世界の時は分からねぇし、師匠と旅してた時は師匠も俺も料理出来ねぇからメシ屋のメシ食ってたし、修行してた頃はフィンの村のギルドの食堂でメシ食ってたし、最近は水面も料理出来ねぇからメシ屋かギルドの食堂で食ってるな。」

「へ~・・・。」

イカン!フェレの目がだんだん険しくなって行ってる!琥珀もうやめろ!これ以上話すんじゃねぇ!!「あの」話を聞いたらアイツ絶対に俺を怒るから!!!

「あ、でも金がない時は料理してたぞ。って言っても、師匠が捕ってきた熊とか猪とかを皮だけ剥いで生のまま食ってたんだけどな。」

言いやがった~~~!!!!!

やめてくれよマジで!まためんどくさい事にな「ちょっと砕牙!」ほらな。

「アンタ女の子に何てことしてんのよ!!」

「その発言は大きな誤解を生むからやめなさい。」

それにセクハラをしてきたのは俺じゃなくて琥珀アイツだ。何度も布団に潜り込んで来やがった。

「そんなふざけてる場合じゃなくて!まず第一に、子供にはちゃんと家庭で作った物を食べさせないとだめじゃない!料理が出来ないんだったら私が教えるから、ミンクちゃんの横並んで!」

「えぇ~。」

「『えぇ~。』じゃない!!」

「だってめんどくさ「い・い・か・ら!」・・・ハイ。」

怖すぎだろ。言う事聞くしかねぇじゃん。190㎝の大男が100㎝行くか行かないかの子供ガキの隣って。

「・・・・・一緒に頑張ろうね。」

「あぁ・・・・・。」

情けねぇ~~~。

「じゃあ始めるから。そこ!覇気のない顔をしない!」

鬼教官かアイツは・・・。

「ハイッ!じゃあ私が教えるのは『ポトフ』です!」

出たよ・・・。確かに家庭料理だけどソレ難しいだろうが。

「この料理は少し手順が多いけど、煮込み料理だから待ち時間が多くて楽な料理なの。おまけに失敗も少ない料理だから精神的にも楽。」

「・・・・・待ってるの暇。」

子供だからな。待ち時間がつまらなく感じる年頃だ。

「じゃあ、ちょっと難しくなるけどブイヨンを入れてみよっか。」

「・・・・・うん。」

いや「うん。」って、ブイヨンが何かだけど知らねぇだろ。確かスパイスみてぇなヤツだったような・・・。

「じゃあ、手順を言うよ。まずは・・・、」

1,新鮮な野菜を洗って食べやすい大きさに切る。

2,鍋に水を入れて、固い物から順番に鍋に入れて煮込む。

3,鍋に落し蓋と蓋をして数時間~半日弱火で煮込む。頃合いを見計らってブイヨンをお好みで入れる。

4,あくを取り、器に入れて完成。

「ね?簡単でしょ?」

「・・・・・うん。簡単。」

確かに思ってた程難しくもないが、1つ問題がある。

「じゃあ砕牙、悪いけど野菜取ってくれる?今だったら大根とかジャガイモがいいわね。」

「ねぇよ。」

「へ?」

そう、これがその問題だ。

「家に野菜なんてねぇよ。」

「・・・・・・・・・・・・。」

「あれ?お~い、フェレさ~ん?」

どうしたんだコイツ?下向いて震えてるけど、

「さっさと・・・。」

「あん?」

「さっさと買って来ーーい!!!!」

バキィ・・・!

「ぬわぁ!?」

ったく、何なんだよフェレの奴。思いっきり殴ることはねぇだろ。じゃあさっさと買うか。

その後作った「ポトフ」はいい仕上がりでした。

「よし!これならいけるわよミンクちゃん!!」

「・・・・・次が本番。」

うんうん。ミンクも気合い入ってるみたいだし、俺の役目はもう終わりかな?

「じゃあ、頼むわ砕牙。」

「え?何を?」

また材料集めじゃねぇだろうな。

「何言うてんねん。アンタ以外に誰が豹牙さんの好み分かるっちゅうんや。」

「彼はどんな物が好みなのですか?」

「知ってるでしょお兄ちゃん。」

「早く教えろよ師匠。」

無茶振りだ。いくらなんでも細かくは言えねぇよ。アニキのプライバシーもあるしな。

「・・・・・お願い砕にぃ。ダメ・・・?」

「いいよ。何でも聞いてきな。」

アニキのプライバシー?んなチンケな物知らねぇな。子供のお願い最優先だ。

さて、アニキはどんなのが好きだったかねぇ・・・。

次回は(多分)ミンク視点です。

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