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隻眼の獣王  作者: yasao
頑張れミンクちゃん
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お料理講座2 珍しい=難しい?

2000字以内に収められた・・・。自分に乾杯。

 「次はウチや!しっかり勉強するんやで!」

「・・・・・ふぁいとー。」

次は吹雪なワケだが、ミンクの掛け声すっげぇヘロヘロだな。まぁ、普通の人が吹雪かんさいじんのテンションに合わせたらああなるか。

「ええか?さっきの『ネギ鍋』は、悪いけどさすがに簡単過ぎや。あれやったら誰でも出来るし、この地方の料理なんやったらなんも珍しない。折角人に料理作ったるんやったらここでは中々食べれへん珍しいもんを作るべきや。」

確かにありきたりの料理じゃ注目されない。関西人らしい考え方だが、

「・・・・・でも、難しそう。」

珍しい=難しいって方程式は基本誰にでもあるしな、そりゃ躊躇するわ。

「全ッ然大丈夫や!ウチの生まれたナニワタウンは簡単でおもろくて美味いメシがいっぱいあんねん。絶対にミンクちゃんでも成功するって!」

ほぉ、説得力があるのは多分俺が日本(ジャポネ)出身だからかね?他の連中は「?」な顔をしてるから。

確かに大阪の料理は簡単なのが多いが、あの丸いタコの入ったヤツは難しいじゃん。まぁ吹雪ならそんなの選ば

「と言う訳で、ウチが教えんのは『たこ焼き』や!」

・・・ないことも無かったな。

「・・・・・どんなお料理?」

「知らんか?特別な鉄板に生地を流し込んで、その中にタコを入れんねん。そんで、頃合いを見計らってこの串でひっくり返してそのまま焼いたら完成や。」

「・・・・・へ~・・・!」

聞いてるうちにだんだん目が輝いてくるミンク。子供にしてみりゃ球体を棒でひっくり返すなんて楽しそうにしか聞こえねぇだろう。でも、「たこ焼き」の本当に難しいのはそこなんだ。

「じゃあ始めんで。」

「・・・・・うん!」

そして作り始めた2人。最初の生地作りは上手くいっていた。ミンクはホントに機用で物覚えもいいからすぐに生地が作れるようになったしな。しかし、やはりと言うべきか・・・・・、

クチャ

「・・・・・あれ?」

ブチュ

「・・・・・む~。」

ベチャ

「・・・・・・・。」

ヌチャ

「・・・・・グスッ。」

例の試練(・・)につまずいたのだった。そして遂には・・・、

「・・・・・グスッ・・・ヒック・・・フェェェェェェェ・・・・・・・。」

そりゃあそうなるわな。出来ると思って意気込んでやった事が出来なくて、しかも誰かの為にそれをやっているとなると普通は誰でも泣きたくなる。

「あれ?おかしいなぁ。簡単なハズなんやけど・・・。」

ヒョイくるヒョイくるヒョイくるヒョイくるヒョイくる・・・・・・・

約1名後ろでいとも簡単にひっくり返してるし・・・、空気読めよ。

って言うか妙に小慣れてるし、家で相当やっとるな。

「じゃあ、プランBや!今度こそ簡単で上手くいくで!」

さすがは「雪の名工」だな。まさか第2策を考案していたとは。まぁ、捉え方によっちゃミンクを信用してなかったとも言えるけどな。

「次は『お好み焼き』や!」

「・・・・・おこのみやき?」

やはりこれも知らなかったか。前の世界では海外でもある程度メジャーだったんだがなぁ。

「何なのそれ?好きなものを焼いていいの?」

水面よ、少し違う。それはただの鉄板焼きだ。まぁ後は吹雪が説明してくれるだろう。

「なるほど。じゃあ、吹雪さんよろしく。」

「・・・・・。」

俺、ここまでナチュラルに地の文を会話に使われたの初めてだよ・・・。

「?まぁええか。お好み焼きは好きなもんを生地に混ぜて鉄板で焼く料理や。入れるもんは常識の範疇にしときや。じゃあ、手順を説明するで。」

1,小麦粉と水を混ぜた生地にお好みの具材を投入(味を追求するか笑いに走るかは個人の自由)。

2,鉄板を熱して油を敷く。

3,生地を鉄板にひいて焼く。表面に気泡ができたら裏返し、数分待てば完成。

4,ソースとマヨネーズ、お好みで青のりや削り節をかけて召し上がれ!

「早いな。さすが関西料理。」

たった4ステップか。向こうでアイが猫耳をソッポ向かせながら「私より1ステップ多いじゃないですか。」とか言ってるけど無視しとこう。後、何故かフェレが「あ、意外と楽しい。」とか言いながら一緒に作ってたことも触れないでおこう。それより食事だ。

「う、うめぇ!何で知ってたんなら作ってくれなかったんだよ師匠!」

「いや、俺料理出来ねぇって。」

何を無茶言ってんだ琥珀ちゃんは。

まぁでも、これも上手く出来てたし良かったな。「たこ焼き」の時はどうなるかと思ったぜ。

「私も、絶対負けられない・・・。2人はちゃんと女の子ポイント上げてるし、私だって。」

なんかフェレがスッゲェ真剣な顔でブツブツ言ってるけど、アイツは普通に上手だから自信持ったらいいのに。

「そんな思い詰めんなって。お前のメシはスッゲェ美味いから、リラックスしてやれ。信じてるぜ。」

「ッ!?よし!分かったわ砕牙!!絶対に成功させるから!!!」

落ち着かせるハズが余計にアツくしてしまった。何か変なこと言ったかね~?

ラストはフェレ・ブラーシカ嬢。砕牙の認める料理テクはどれほどのものなのでしょうか?

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