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隻眼の獣王  作者: yasao
序章
7/148

少女の想い ~フェレ~

今回から3回ほどヒロイン視点。

今回はフェレです。

時間軸は1年前から「獅子王IN冒険者ギルド」の前日までくらいです。

 私の名前はフェレ=ブラーシカ。ダークウルフ王国の首都「ビギン」にある冒険者ギルドの受付嬢をしているの。周りのみんなは「顔はいいんだから貴族とでも結婚すればいいのに。」って言うし、実際貴族からの求婚もあったけど、結婚なんてとんでもない!私はこの仕事に満足してるし、今がっとっても充実してるの!いろんな変な人も見れるしね(笑)。あ、お客がきた。接客しなきゃね。


 「冒険者ギルドビギン支部にようこ・・・・そ・・・!?」

そこにいたのは190はありそうな身長で、見たこともない布1枚だけを体に巻きつけたような服を着た、片目の大きくえぐれた青年だった。その姿や、持っている刀の威圧感に私がかたまっていると、

「あの・・・、登録したいんですけど・・・。」

と、向こうから声をかけてきた。いけないいけない、接客しなきゃね。

「あ、はい。登録ですね、少々お待ちください。ギルドの詳しい説明はご必要ですか?」

「いえ、結構です。」

「分かりました。ではランクの説明だけさせていただきますね。 まず、ギルドのランクはE~HSSまでの8段階あり、それぞれが、受けられるクエストの難易度につながります。さらに、E~Cまでを下位、B~SSまでを上位、HSSを最上位と呼ばれており、基本的に自分のランクの入っている位までのクエストしか受けられません。わかりましたか?」

「ええ、大丈夫です。」

「でしたら、こちらの装置に手をそえてください。あなた様の初期ランクを測定します。・・・はい。完了しました。あなた様の初期ランクは・・・え・・・・・S!?」

私はまたかたまってしまった。青年はその間にギルドカード受け取って帰っちゃったし・・・。


 それが、私と獅子王の初めて会ったとき。いまではランクも最上位まで上がって‘隻眼の獣王’なんて呼ばれてるし、ホントもうなんなの!? 性格も明るくなって、半年もしたら仲良くなった。その頃から私にストーカー行為をする貴族がいたんだけど、それを獅子王が捕まえて、説教してくれたの。

 その時からかな、獅子王に会うたびに嬉しくなって、獅子王が他の女の子と話してたら胸の奥がチクッていたむようになったの。・・・これはもう、間違いない。私、獅子王のことが、・・・好きなんだと思う。でもライバルは他にもいるから、がんばらないと!


 そういえば、最近会ってないなぁ、獅子王・・・。そろそろギルドに顔出さないかなぁ・・・。

獅子王のストーカー撃退話を読みたい人は、感想にでも書いてください。

(要望があれば。)番外編として書きます。

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