家の中の混沌
(一応)全員登場。
「おかえりお兄ちゃん。みんな待ってるよ。さ、ミンクちゃんも入って。」
「お!帰って来たか。で、料理の勉強は出来たか?」
「あぁ、また会いましたね。こんにちは。」
「ちょっと!遅いわよ砕牙。調整頼んでたでしょ?」
「まぁそう怒るなやフェレ。アンタがミンクちゃんか?よろしゅうな。」
扉を開けたら、混沌が広がっていました。・・・なんじゃコレ?
「水面と琥珀はともかく、何でお前ら家にいんの?それと、こんだけ揃ってるのにアニキがいねぇのは何故?」
1つ目はいっつもそんなもんだし、別にいい。問題は2つ目の質問だ。これには真面目に答えてほしい。イベント好きなアニキが、みんな揃ってる場に顔を出さない理由を説明してほしい。小一時間ほど。
「彼なら自宅で寝ています。もうすぐ来られると思いますよ。」
そうかアイ、貴様が犯人か。まぁ、この人数相手に抗議しても負けるだろうから、今は憐れなアニキに合掌しておこう。
「ウチは水面ちゃんから連絡があってなぁ、なんでもアンタがちっちゃい女の子と一緒にデートしてるらしいっちゅうから駆けつけたんや。」
「水面~、後でお兄ちゃんとO・HA・NA・SIしような~。」
何を教えてんだあのガキは!!そんな嘘情報ながしたら吹雪なんてすぐにやって来るに決まってるだろ!!
「私は、琥珀さんからミンクさんが料理を覚えたがっていると聞いたので、自分の知っている料理を教えに。」
え?今コイツ何て言った?
「アイ、お前料理出来たの?」
「・・・あなたは私をバカにしているのですか?料理ぐらい普通に出来ますよ。」
確かに失礼だな。何だよ、普通に女の子らしい所あるんじゃん。ちょっと心配だったけど、これで安心・・・、
「料理に毒を盛る暗殺法もありますから。」
出来ねぇな、うん。
「お前、もう暗殺辞めたらどうだ?」
いつまでも続けてたら俺みたいに殺人中毒になっちまう。
「気持ちは嬉しいのですが、冒険者としての私のランクはEなので、それだけでは生活出来ないのです。あなたが養ってくれるのならば別ですが・・・。」
「氷柱刀!」
「兜割り!」
「ぐ!?無念・・・。」
アイが危ない言葉を口にした瞬間、水面と琥珀の攻撃でアイは撃沈した。自業自得とはいえ少々気の毒だな、今度ギルドマスターにでも頼んで(脅して)みよう。
「あなたが豹牙さんの為に私に料理を習いたいっていうミンクちゃん?」
「・・・・・うん。よろしくお願いします。」
俺らがバカやってる間に向こうはすでに自己紹介を終えていた。雰囲気も悪くなさそうだし、安心だ。何故かフェレは俺が女を紹介すると機嫌悪くするからな。
「ウチも簡単な料理くらいは出来るから何でも聞いてや。」
吹雪も手伝ってくれるみてぇだし、ミンクの料理は期待出来そうだな。
その頃、神風 豹牙は・・・、
「うぅぅ・・・、世間が憎い世間が憎い世間が憎い・・・・・・。」
床に這いつくばって謎の呪詛を吐いていましたとさ。
次回から料理スタートです。




