無邪気さほど怖いものは無い
今更ながら、地の文をキャラがやってる方針に疑問を感じてきたな・・・、まぁいいや。
では、本編どうぞ。
「君達は分かっているのかね!?ステージの1つを半壊させるなんてギルド史上初の大事件だよ!!」
ったく、うるせぇんだよこのオヤジはよ。
今、俺達(俺とアニキと幼女)はビギンの街のギルドでギルドマスターに説教くらってる。原因はまぁ、あの戦闘だ。テキトーに聞き流した話によると、ステージは半壊し、モンスターはほぼ全滅。更にはそこの秘宝すら何者かに持ち去られたらしい。どさくさ紛れた野党の仕業らしいけど、誰だろね。
「ちゃんと聞きたまえ!いいかね?これが君たちの仕業だというのは既に分かってるんだよ。何か言うべきことがあるんじゃないかね?」
「そーですね。」
「ソーデスネ。」
「・・・・ごめんなさい。」
あ~、ギルドマスターに謝るとかめっちゃいい子じゃん。
「ちょっと!君たち反省とかしないの!?後、君はいい子だね、どこの子かな?」
ガチうるせぇなコイツ。そういえばこの子の名前聞いてねぇな。誰だろ?
「・・・・・はじめまして。私の名前はミンク・フリーク。神殿跡で保護された者で、神風 豹牙の家内です。」
「神風君。・・・ちょっと来なさい。」
「御意・・・・。」
ギルドマスターがアニキを連れて別室行っちまった・・・。
「あ~、ミンクちゃん?」
「・・・・・何?」
この子、自分が何したか分かってないみたいだな。無邪気さが時には刃となることを知ったよ・・・。
「え~と。とりあえず、発言には気をつけようね?」
被害がハンパないから!!
それからアニキが解放されたのは2時間後。とりあえずメシ食おうってことで近所のメシ屋に向かったんだが、
「あ、お兄ちゃん!刀どうだった?」
「おぅ!遅かったな!待ってたぜ!」
「・・・・何でお前らがここにいんの?」
家の義妹達がいた。しかも客ではなく店の制服で。
「何って、バイトに決まってるだろ。」
「へ~、偉いねぇ。」
いや違うアニキ、そうじゃない。何でだ?うちはバイトしねぇといけねぇほど生活困窮してなかったはずだが・・・。
「違うよ。お金が無いんじゃなくて、琥珀ちゃんに女言葉を覚えてもらうためなの。」
なるほどな、確かに所作が男っぽい琥珀だ。言葉ぐらい女の子っぽくしねぇと性別を間違えられちまう。
「俺はいいって言ったんだけどな。それより、そっちのガキは誰だ?迷子か?」
やっと気づいたか。頼むぜミンクちゃん。変な事を、
「・・・・・迷子じゃない。これから豹牙さんと一緒に住む奥さん見習いのミンク・フリークです。よろしく。」
言いやがったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
やらかしやがったよこのガキ!場の空気が凍っちまった!
「え、えっと。これにはちょっと事情があって・・・、」
おぉ!この空気の打破を試みるのかアニキ!頑張れ!!
「「寄るな変態。」」
まぁ分かってたけどね!ってさすがにアニキかわいそうだな。日頃の行いのせいだろうけど。
「じゃあ、帰ろうぜ。裏口から出てきたってことはバイト終わったんだろ?」
放心状態のアニキと一緒にいんのもめんどくさいしな。
「お兄ちゃん!!この子家で育てよ!!」
「ハァ!?」
何言ってんだ?
「だって師匠!このままだったらコイツ豹牙の息子にかかっちまう!!」
「いや、いくらなんでもソレは無いから。」
それに「息子」は息子と呼べ。毒なんて入ってないから、聖(性)剣だし。
「いいんだいいんだ。どーせ俺なんて・・・・。」
アニキはすっかり落ち込んで拗ねちまった。ホントにガキみてぇだなこの人・・・。
「・・・・・大丈夫。私は豹牙さんの所で住む。この人は私を虐めたりしない。」
この子の方がよっぽど大人だよ。アニキも感動してないで手本にしやがれ。
「ま、まぁお前がそう言うんだったらいいけどよ・・・。」
「でもいい?何かあったらすぐお姉ちゃん達に言うのよ?」
俺の家の義妹達とも仲良くやれそうだし、安心だな。アニキの信用は笑えるくらい低いけど。
「じゃあ、これから俺のことを『お兄ちゃん』と呼ぶように!」
「・・・・・『豹にぃ』でもいい?」
「ッ!?うおぉぉぉ!!!めっちゃ萌える!!もちろんそれでOKだぜ義妹よ!!!」
・・・不安に思い直した俺は間違ってないと思う。
次回は説明回。




