気を抜いた時にラスボスはやって来る
今思えば、このペアをしっかり書くの初めてかも。
「旧神殿跡」かつては魔王を崇めるアブナイ宗教の神殿で、廃墟となった現在もその魔力が残り、信者の亡霊が漂う全ステージトップで冒険者に人気のないステージだ。
「この始まり方前にもなかった?」
「言うなアニキ。作者のレパートリーの無さの問題だから。」
水面と琥珀に留守番を任せて俺らは神殿跡に来たんだけど、
「なぁアニキ。ここの亡霊ってこんなに多かったか?」
「いや、確かもっと少ないはずだ義弟よ。」
目の前に広がる無限の亡霊天国。半透明のゴースト、ガタガタ鳴ってるスケルトン、武器を持ってる錆びた鎧までいやがる。
「うじゃうじゃいるねぇ・・・。で、その‘眼’に何か反応ある?」
「いや、待て。今探ってる。」
‘獣眼’を使って刀の気配を探ってるけど、亡霊共の‘気’が多すぎて分からねぇ。
「フフッ、なんだかんだ言ってもその‘眼’を使ってるってことはホントに『魔王の心臓』が欲しいみたいだな。俺に何か手伝える事ある?」
うるせぇなぁ。しょーがねーだろ刀が手に入らねぇとクエスト受けられねぇんだから。
「じゃあ、あのゴーストナイト(武器を持ってる錆びた鎧)倒して剣奪ってくれね?」
そう言うとアニキは目を輝かせて、
「お!久々にあの技が見れるんだな!よ~し・・・マカセトキナーーー!!!!」
奇声を上げて突っ込んで行き、
「豪腕 流星!!」
ゴーストナイトどころか周りの亡霊を皆殺しにし、
「はい!剣!」
誉められたい子犬のような顔で剣を持って来た。
「・・・・ありがとう。じゃあちょっと待ってろ。‘獣眼’開眼!!」
因みに俺は‘眼’を閉じてた。「狂人モード」のアニキの狂気なんて見たら死んじまう。
っと、今はそれどころじゃねぇな。集中しねぇと・・・。
「いくぜ!!空斬 因果断絶!!」
剣から生じた黒い波動が広がり、当たった奴が消滅していく。1分もすると部屋の亡霊は完全に消え去っていた。
「相変わらずえげつない威力だな、『魔法剣』は。今のは空属性かい?」
「ん?あぁ、最近やっと全属性使えるようになってな、これが最後の壁だったよ。」
そう言うとアニキはふて腐れたようにそっぽを向いて、
「いいよなー魔法使えて。派手で恰好よさそうだし。」
「いや、アニキの技の方がずっと派手で危険だからな?」
自覚ねぇのかコイツ?・・・ッ!?この強大な魔力は!?
「アニキ!!!」
「あぁ、その‘眼’がなくてもビンビン伝わってきやがるぜ。」
そう言ってアニキが見つめるその先から「ヤツ」は現れた。ボロボロのローブを身にまとい、死の国の王を模した仮面を被っているその顔。間違いない。一説には、より高い魔力を求めた人間が禁術に手をかけてなったと伝えられるランクHSSのモンスター。「墓場の王」骸神だ。
「まさか、こんな大物がいるとはな。亡霊共が増えるわけだ。」
「やれやれ、お宝にはそう簡単には行かせないってワケかい。ベタだねぇ。」
無言のまま戦闘態勢に入ったリッチを目の前に、俺らも思いを呟きながら構える。・・・アニキが言ってることは訳わからんけど。
「さぁ、来い!!」
「Hey!!Come on!!!」
『・・・・・・・・・排除する。』
さっさと刀を貰おうかね!!
リッチの特徴ってあんなのもでよろしいでしょうか?
ご意見お聞かせください。




