犯罪はバレなきゃ犯罪じゃない
やっとこさコメディパートです。
「しっかし、秘密がばれてからもなんも生活変わんねぇな。」
「だから言ったでしょ?そのくらいでお兄ちゃんを差別するような人はいないって。」
「まあな・・・。」
あの日からすでに1週間が経過している。暦ももうすぐ11月に変わるな。日が過ぎるのは早いもんだ・・・。あ、そういえばこの時期は。
「なぁ、もうすぐハロウィンだな。」
「葉蝋院?何それ?」
あ~、この世界にはなかったのか。どう説明したもんかねぇ。
「まぁ、アレだ。「どれ?」古いネタを使うな。つまり、ハロウィンっつうのは俺らが前いた世界の文化で、10月31日にガキや時には大人も仮装してお菓子を貰いに街を練り歩く一種の祭りみたいなもんだ。」
まぁホントは仮装には悪霊を寄せ付けないためのお守り的な意味があるんだが、そんなん説明しても分かんねぇだろうしな(バカだから)。
「私はバカじゃないよ!」
「おぉそうか。スマンスマン。」
しかし、久々に地の文に突っ込まれたな・・・。でも括弧の中は初めてだし、新しいブーム?
「そんなブームないよ・・・。それはともかく、今日何日だっけ?」
「10月29日だが、それがどうした?」
「さっきの話面白そうだからみんなでやろうと思って!」
「ハァ!?」
コイツやっぱりバカじゃん!何いってんの!?あと2日しかないのに準備が出来るわけないし!
「なんとかなるよ!もう計画は立ててるし!」
「地の文で会話成立させようとするんじゃねぇぇぇぇぇぇ!!!!」
しかも今なんつった!?「計画立ててる」だぁ!?そんなハロウィンのこと知って5分で立てれるハロウィンの計画があんなら聞いてみたいもんだよ!
「じゃあ、教えてくれよ。その『計画』とやらを。」
冷静になれ俺!熱くなったら水面のペースに乗せられる。ここは落ち着いて・・・
「簡単だよ!お兄ちゃんと豹牙さんが衣装とか会場のアイデアを出して、私とフェレさんで衣装を作って、吹雪さんが会場設営して、琥珀ちゃんに資金とか材料を盗んできてもらうの!アイさんはそれでやって来る警備団の足止め!」
られるかアホォォォォォォォォォ!!!最初の3つはいいとして残りは犯罪じゃねぇか!こんなハイリスクなハロウィンパーティー聞いたことねぇよ!
「お兄ちゃん不満そうな顔してるけど、ほかに2日で準備出来るアイデアあるの?」
「ぐ・・・。」
それを聞かれると「ない」としか言いようがない。前の世界ならともかく、ハロウィン文化のないこの世界では、はっきり言って不可能だ。
「それに、なんだかんだ言ってお兄ちゃんハロウィンパーティーやりたいんでしょ?」
「そ、そりゃあ・・・。」
もちろんやりたい。なんせ最後にパーティーしてから11年が経過している。当時はともかく今は懐かしくてしかたない。
「だったらこの計画でやろうよ!お兄ちゃんたちもみんなも強いからバレないって!」
「・・・ふっ。」
まさか義妹に言い負かされる日が来ようとはな。考えてみればその通りだ。あんなチート軍団なんだからバレずに行動するなんてお手のものだろう。
「よしやろう!じゃあ水面は琥珀を起こして仕事を言いつけてくれ。」
「え・・・?」
そりゃあイヤだろう。アイツ凄い寝起き悪いからな、起きてすぐ仕事なんて聞いたら暴れそうだ。
「ちょ、ちょっと待ってよお兄ちゃん!!」
「さ~て、さっさと連絡とって準備始めるか!」
忙しくなりそうだぜ!
「うぅ、最後に損な役押し付けられた・・・。」
・・・ざまぁ!!
これから数話続くハロウィンワールドをお楽しみください。
あと、「ヒロインたちこんな仮装がいい!」っていうのがあったら感想にお書きください。




