離れることで・・・
やっとシリアス回完結しました。
「ちょっと待ちなさいよ。」
フェレはそう言って俺に歩み寄り、
ズパァン!!!
「ガッ・・・!?」
俺の頬を思いっきり引っ叩いた。
「何しやがる!!」
「それはこっちの台詞よ!何1人で自己解決してるの!?それじゃあ私たちにただ話しただけで何も変わってない、結局は自分1人で抱え込んでるんじゃない!!たまには私たちのことも頼ってよ!!」
「・・・・・!?」
「それにこの街を出ていくって何!?そんな事誰が望んでるの!!?少なくとも、この街の人は誰1人そんなの望んでないわよ!!!あなたが人殺しをしているのも全員知ってる、でもみんなあなたを蔑んだりしない!!みんな感謝してるのよ!!!心に傷を負わないでよくなった女の子やその両親、自分たちが見落としている犯罪者による被害を失くせた警備団、それにもちろん私たちだって!!!そんなみんなの気持ちも知らずに勝手に出ていくとか言わないでよ!!!!」
あぁ・・・・、俺は何を考えてたんだろう。さっき『こいつらになら話しても大丈夫だ』と思ったばかりじゃねぇか。まだ心のどこかでこいつらを疑ってた・・・。でも、信じれる仲間だからこそ離れねぇと、だって俺は・・・・・・。
「じゃあ、俺はここにいていいのか?いつか衝動に負けてお前らを殺すかもしれないんだぞ?」
そうだ。いくら気心の知れた仲間でも衝動に動かされ、気が狂いかけた時には俺の中ではそんなの関係なくなる。目の前にいるのは命ある者、俺はその命を奪いたい、それだけになる。現にそれで過去にも1人・・・。もう、あんな思いはしたくないから、するくらいなら俺は人と距離を空ける。
「そんなん気にせんでええて。アンタどんだけの間この街で生活してると思っとんの?その間に犯罪者以外を殺したことあるか?ないやろ?じゃあ大丈夫や。1年ガマンできたもんが、これからでけへんハズあらへん。それに、もし砕牙がそうなったとしてもここにいんのは全員冒険者や!力ずくでアンタを止めて、元に戻したるさかい、もう出ていくなんて悲しいこと言わんといてや・・・・。」
「でも・・・、お「ああもう!じれったいわね!!」んが!?」
気が付けば俺はフェレに抱きしめられてた。
「おいちょっ「あなた言ってたわよね?愛することが誰かを傷つける時もあるって。」はい?」
そういえばそんなこと言ってたような・・・。
「それと同じよ。アンタがこの街を出ていくことで、悲しむ人がいる。それを忘れないで・・・。」
「・・・あぁ、ありがとう。」
そうか、俺はここにいてもいいんだな・・・。
「うぅ、フェレめ、いいとこ取りよってからに・・・。」
「私がお兄ちゃんを慰めたかったのに~!」
「いつまでくっついてるのですか?離れてください。」
「そうだぜ!師匠に触れていいのは弟子である俺だけだ!」
「HAHAHA!モテモテだな義弟よ!!」
・・・台無し。
最後にこんなオチ・・・。




