人気の無さには理由がある
ハロウィンネタなのにバトル・・・。
南瓜灯籠は、まぁたぶんみんなの想像してる通りの姿だと思う。オレンジのカボチャに窪んだ目、大きく空いた口は前の世界でこの時期になると必ず見かけるアレ。今回はソレを100体討伐すれば終わり。
「のハズだったんだけど・・・・。」
目の前に広がる一面のオレンジ、蠢く緑の触手、耳に入る呻き声、つまり・・・、
「これ、軽く見積もっても1000体はいるよな・・・。」
「ア、アハハハ・・・、異常発生しとるとは聞いとったけど・・・。」
「多すぎでしょ・・・。」
そう、本当に異常なほど大量に発生してやがッた。3人でいったとしても1人あたり300体以上、想像を遥かに超えるオーバーワークだ。しかも、
「コプシャーーーーーーーー!!」
・・・バレた。皆さん一斉にこっち向いて咆哮してらっしゃる。
「なぁ、質問なんだけど、こいつらから逃げたとして逃げ切れる可能性はどんくらいある?」
「「0ね(やな)。」」
「・・・デスヨネー。」
とか言ってる間にも奴さんズンズンこっちに近付いて来てるし、めんどくさい。
「じゃあ、俺らが生き残る為にはどうすればいい?」
「「戦闘ね(やな)。」」
デスヨ・・・いや、読者が飽きるから止めとこう。もうアイツ等は目の前まで来てるし。
「じゃあ殺るぞ。戦闘準備!!」
俺らの実力見せてやらぁ!!!
「やっぱ無理ぃぃぃぃぃ!!!」
何だこの数!?殺っても殺ってもキリがねぇ!しかもまだ増えてやがる!
「なぁオイ!敵の数は100程度じゃなかったのか!?」
「知らん!その数も後日調査隊が落ちてた死体の数で判断してたんやもん!」
何だそりゃしょうがな・・・くねぇ!今気になるワードが聞こえたぞ!
「どう言うことだ!?調査隊の報告ってことは行ってた冒険者は!?」
「何で毎回指名先が変わるか分かるか!?」
「・・・まさか!?」
ウソだろ・・・?
「行った奴は全員死んでるからや!」
「ふざけんなぁ~!!!」
「キョォォォォォ!!!!」
俺が思いの丈を叫んだ時、1体のカボチャ野郎が襲いかかって来た。
「うっさいわクソボケェェェェ!!!爆炎大砲!!」
襲って来た奴どころかその周りの奴数十体が炎に包まれて灰になった。
「そんな攻撃できるんやったら1人で1000体倒せるんちゃうか?」
「軽口叩いてんな!それより後ろ!!」
と、吹雪の背後に大量の札が現れ、
「魔殺 禁!!」
後ろにいたカボチャを抹消した・・・。
「つ、強くなったねぇ・・・。もうSS ぐらいあるんじゃね?」
「分かるか?この前ランクアップ試験受かったんよ。これでどこぞの貧乳娘より役に立つって分かったやろ?」
フェレといいこいつといい、誰と比べてんのかねぇ。
「核射撃!!」
「え?のわぁ!!?」
危なかった、防御魔法が遅かったら塵になってたぞ!
「何言ってんのよ!アンタなんかより私の方がいい相棒になれるわ!」
後ろを見たら鉄砲構えたフェレが怒鳴ってた。って言うかこのキノコ雲、どうすんんだよ作者。平和団体怖いぞ。
「まぁ、どっちでもいいから帰るぞ。さっきのでたぶん殲滅できた。ありがとなフェレ。」
「フフ、いいわよ別に。」
「畜生、いいとこ取りしよってからに。」
そんなことを駄弁ってたら、煙が晴れてきて・・・、
「なぁ・・・、なんかおんで!」
「「え!?」」
そこにはSSランクの中で有数の強さ(ゴーレムの3倍以上)を誇る凶悪モンスター、南瓜将軍の姿があった。
「な、なんでや!?そんな情報あったんか?」
「そんな、ギルドの情報にもこんなのは。」
「それで当たり前だ。南瓜将軍は時々現れて辺りの生命を薙はらってからまた地中に潜る。調査隊が来る頃には影もかたちもないだろうよ。」
つまり、今まで生存者0なのはそういう訳か、畜生め!いくら異常発生だからってたかがB ランクで生存者0はおかしいと思ったんだよ!
「こいつら守って戦えってのか、無茶苦茶な。」
「グルアァァァァァァ!!!!!」
2話後ぐらいにはコメディに戻ります。




